ロビンとマリアン 感想・レビュー 2件

ろびんとまりあん

総合評価4.5点、「ロビンとマリアン」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。

P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2024-05-17

※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]

剣豪映画が好きな私にとって、ロビン・フッドの名は限りなくロマンティックなノスタルジーを誘うヒーローだ。

プランタジネット王朝のイングランドのシャーウッドの森に、一党を引き連れてこもり、悪の大王や悪代官を懲らしめたこのアウトローほど、何度も映画のヒーローになった人物もいないだろう。

サイレント映画時代のダグラス・フェアバンクスから、エロール・フリンを経て、ディズニー映画のリチャード・トッド、マカロニ剣豪映画のレックス・パーカー、新しいところではケヴィン・コスナーに至るまで、数々のスターがロビン・フッドを演じたものだ。

この才人リチャード・レスター監督の「ロビンとマリアン」は、十字軍の遠征から18年ぶりに故国に戻ったロビン・フッドと、今や修道院の院長となっているマリアン姫が再会する”ロビン・フッド物語”の後日譚だ。

この無法の森のヒーロー、ロビン・フッドも年をとり、その晩年のロマンスと活躍が、この久し振りの”ロビン・フッド物語”の新しい映画化作品でもあるのだ。

髪も薄く、あごひげも白くなったロビン・フッド(ショーン・コネリー)が、シャーウッドの森に帰ってくるところなど、実に感動的だ。 そして、久し振りに再会するマリアン姫は、修道院の院長になっている。 このマリアン姫を演じるのは、顔にも首筋にも手の甲にも皺が目立つようになった、当時47歳のオードリー・ヘプバーン、前作「暗くなるまで待って」の出演後、一時引退してから9年ぶりのカムバック作品だ。 ショーン・コネリーが、男の優しさと逞しさを体現していて、本当にこの人はいい感じの年のとりかたをしているなと感じるし、対するオードリー・ヘプバーンも相変わらずキュートで、”永遠の世界の恋人”としての彼女の魅力も健在で、実に素敵だった。 リチャード・レスター監督らしい、調子っぱずれだが、リアルで強烈な悪代官のロバート・ショーとショーン・コネリーの剣と斧による長い壮絶な決闘も大いに楽しませてくれる。 瀕死のロビン・フッドが最後の力を振り絞って、大空に弓を射るシーンは、実に美しく感動的だ。 そして、この永遠に向かって飛んでいく矢のショットで映画は幕を閉じる——–。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-10-24

🛩オードリー・ヘプバーンの遺作映画がリチャード・ドレイファスと共演したスティーブン・スピルバーグ監督オールウエイズ

最終更新日:2024-05-27 16:00:01

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