地獄から来たプロガンマン 作品情報

じごくからきたぷろがんまん

幌馬車隊の道案内をしていたジョニー・アシュレー(A・ステファン)は、留守中、サンチョ(F・サンチョ)を首領とする山賊の一味に妻を殺され、二つになる息子ジェリーを奪われた。ジョニーは妻のかたきと、息子の行方を探し求めて、西部一帯を歩いたが、目ざすサンチョはなかなか見つからなかった。そして二十年過ぎた。ジェリーはサンチョの息子として育てられ、今は乱暴な若者になっていた。サンチョは一度解散させていた組織を再びおこし、馬泥棒を始めていた。やがてウィッシュビル銀行の襲撃を計画した。そして偵察にジェリーを送った。途中ジェリーは暴漢に襲われていたジョニーを、父とも知らず助けた。ウィッシュビルの町では、ジョニーの昔なじみのエミリーが妹のシビル(L・ヌシアク)と酒場を経営していた。エミリーはジョニーを見てなつかしがった。またジョニーの旧友の保安官は銀行に多額の金が預けられたから、警備に力を貸してくれとジョニーに頼んだ。その晩ジェリーはサンチョに、銀行には多量の金があること、明後日になると金がよその町に移されるから明日襲撃するよう報告した。ひそかに馬車でジェリーのあとを追って来たシビルは、この話を立ち聞きして愕然とした。愛している男が山賊の仲間だと知った驚きであった。その時ジェリーに見つかり銃弾をあびせられた。彼女は必死になって馬車を走らせ、銀行襲撃の報を苦しい息の下から酒場の姉に告げて死んだ。サンチョはジェリーを家に残して町へ向った。だが町では彼らを迎え撃つ準備が出来ていてサンチョはジョニーに殺された。これを知ったジェリーは父の復讐に燃えて町へ来た。だがそれより早く、サンチョの妻ローザがジョニーを訪ね、ジェリーが彼の捜し求める息子であると言った。激しい雨の中、ジョニーとジェリーは対決した。ジェリーは拳銃を抜かないジョニーを父と信じようとせず、短剣を抜いた。揉みあううちジェリーは自らの短剣を胸にして倒れた。

「地獄から来たプロガンマン」の解説

ハメッド・ライの原作をアルネ・フランクリンが脚色、アルバート・カーディフが監督したイタリア西部劇。撮影は「ミネソタ無頼」のホセ・F・アグアーヨ、音楽は「南から来た用心棒」のフランチェスコ・デ・マーシが担当。出演は「荒野の棺桶」のアンンニー・ステファン、「ミネソタ無頼」のフェルナンド・サンチョ、「続荒野の用心棒」のロレダーナ・ヌシアク、ジェリー・ウィルソンほか。製作はマーロン・シルコ。イーストマンカラー、テクニスコープ。

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督アルバート・カーディフ
原作ハメッド・ライ
出演アンソニー・ステファン フェルナンド・サンチョ ジェリー・ウィルソン ロレダーナ・ヌシアク エリザ・モンテ Carroll Brown
配給 NCC
制作国 イタリア スペイン(1966)

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最終更新日:2022-07-26 11:03:57

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