赤い砂漠 感想・レビュー 5件

あかいさばく

総合評価5点、「赤い砂漠」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。

P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-12-19

高度経済成長期の北イタリアの工業都市。

技師の夫と息子の三人で暮らす、モニカ・ヴィッティ扮するジュリアーナの虚ろな日々。

交通事故以来、ノイローゼ気味の彼女は、友人たちと乱痴気パーティーをしても、不倫をしても、心は満たされない。

この映画「赤い砂漠」は、ミケランジェロ・アントニオーニ監督初のカラー作品で、原色を活かした、強烈で荒涼とした映像が、彼ならではのテーマである"愛の不毛"を、残酷なまでに浮かび上がらせる。

ジュリアーナの不安や孤独、疎外感が我々現代人に共通のものとして迫ってくる。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2021-09-30

本篇に続いて同じ美術ピエロ・ポレットの名篇〈ひまわり〉レストア版を視聴。娼婦の部屋には輪郭線の強いレナート・グットウゾ風の輪郭線の強い裸婦像の絵画が掛かって居る

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2021-09-13

黄色い煙を上げる化学工場,高度成長と公害の本篇の様な背景は同じく無人島での男女の寓話のイタリア映画〈流されて…〉でも地中海への廃油・重油の光景として描かれて居た

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
なし
投稿日
2021-06-04

又絵画のようなカルロ・デ・パルマのカメラワークとヒロインの追い詰められた心理描写が一際マッチして

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2021-05-22

赤い心象風景,モニカ・ベッテイの緑色衣裳,工場設備の青緑色調の設定も絶妙,恐らくヴィム・ヴェンダース監督に影響を与えた心の不安感

最終更新日:2024-03-12 15:48:58

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