ビリディアナ 感想・レビュー 2件

びりでぃあな

総合評価5点、「ビリディアナ」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。

P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2024-05-31

この映画「ビリディアナ」は、数々の世俗的な試練を与えて、若き尼僧ビリディアナを堕落させるわ、最後の晩餐をパロディ化した、乞食の大饗宴に「ハレルヤ」を流すわ、さらには、キリストの磔刑をかたどったナイフも見せるわと、脚本やプリントが検閲されようとも、時のスペイン=フランコ政権や教会を悶絶させた、稀代のスキャンダリスト、ルイス・ブニュエル監督の面目躍如となった作品だ。

それと同時に、その映画的純度のあまりの高さにも脱帽だ。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2019-07-01

早稲田松竹classicno.150はルイスブニュエル監督特集,幻の名篇「皆殺しの天使」に続いて、本篇を観る。矢張りピナル嬢は天使の如く美しい修道女だが,此方ではブルジョワジーでは無く,貧しき者・ルンペン・プロレタリアを邸宅に招き入れた。ダ・ヴィンチの〈最期の晩餐〉を再現したシーン,ドンチャン騒ぎは「皆殺し…」と対を為している様だ

最終更新日:2024-06-10 16:00:02

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