処刑教室(1982) 作品情報

しょけいきょうしつ

一九八四年、エイブラハム・リンカーン高校は暴力学園として近隣に知れわたっていた。ある日、この高校に一人の音楽教師ノリス(ペリー・キング)が赴任してきた。ノリスが最初に目撃して驚いたのは、生物教師コリガン(ロディ・マクドウォール)がピストルを携帯していることだった。教師たちは自ら武装しなければ、不良グループから身を守れない程、この学校には暴力がはびこり、荒廃していた。不良グルーブのリーダー、ステッグマン(ティモシー・ヴァン・パタン)は早くもノリスに眼をつけ、授業妨害を始めた。バンヤード(キース・ナイト)、ドラッグストア(ステファン・アーングリム)などの手下を引きつれたステッグマンは、真面目なデニーン(E・フラナリー)たちが来たるべき音楽祭にそなえてリハーサルしている教室にやってきて、悪態をついた。その夜、自宅で妻ダイアン(メリー・リン・ロス)とくつろいでいるところへ、ステッグマンたちが押しかけ、血ノリ入りの水鉄砲で血ノリを浴びせ本格的な宣戦布告を行なった。デニーンのボーイフレンドのアーサー(マイケル・J・フォックス)の友達であるジミーは、ステッグマンたちが流すヤクに冒されており、ラリった末に国旗掲揚のポールに登り墜落死するという事件が起こった。ノリスはこれを契機に不良グループを一掃するよう校長に迫るが、校長は世論を気にして弱腰に終始した。その夜、ノリスの車が焼き払われた。翌日、コリガンが可愛がっていた実験用動物が殺され、怒ったコリガンは遂に授業中、ステッグマンの手下に拳銃を向け、無理矢理質問に答えるよう強いた。コリガンはその夜、街にたむろするステッグマンたちに向って車を暴走させ他の車と激突炎上死した。いよいよデニーンたちの音楽発表会の日がやってきた。指揮棒を持って舞台に立つノリスは、客席に眼をやったが、妻の姿が見えない。ちょうどその頃、ステッグマンたちはノリスの家を急襲、ダイアンを輸姦していたのだ。ステッグマンはダイアンを人質にして音楽会場に乗り込んできた。殺るか殺られるか、もはやステッグマンと全面対決するしかなかった。ノリスは一人また一人と殺していく。そしてついに音楽会場の屋根裏でステッグマンと対決し、格闘の末、ノリスは屋根からステッグマンをたたき落とした。

「処刑教室(1982)」の解説

ある地方の高校に赴任して来た教師と、学園を牛耳る不良学生の対決を描く。製作はアーサー・ケント、エクゼキュティヴ・プロデューサーはマーク・レスターとメリー・リン・ロス。監督は「ローラー・ブギ」のマーク・レスター。脚本はレスターとジョン・サクストン、トム・ホランドが共同で執筆。撮影はアルバート・ダンク、音楽はラロ・シフリン、主題歌をアリス・クーパーが歌っている。出演はペリー・キング、ティモシー・ヴァン・パタン、メリー・リン・ロス、ロディ・マクドワル、アル・ワックスマンなど。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 1983年1月22日
キャスト 監督マーク・レスター
出演ペリー・キング ティモシー・ヴァン・パタン メリー・リン・ロス ロディ・マクドウォール アル・ワックスマン リサ・ラングロワ デイヴィッド・ガードナー ステファン・アーングリム キース・ナイト ニール・クリフォード E・フラナリー マイケル・J・フォックス
配給 日本ヘラルド映画
制作国 カナダ カナダ(1982)

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最終更新日:2022-07-26 11:03:59

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