P.N.「オーウェン」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2026-07-03
SFに、現代アクション、西部劇、中世の騎士道もの、神話的な創成記といったものの異様な混合物とでも言うべき映画。
それがこの映画「マッドマックス2」だ。
とにかく圧倒的な面白さ。全編これバイオレンス・シーンの連続で、単純なストーリーが、単純な背景(何しろ第三次世界大戦の世界的な崩壊の後ですから何もないのも当然)の中で展開していく。
一切の安らぎを欠いた、荒涼とした人間達の、荒涼とした争いをトコトン描いて、日常から遥かにぶっ飛んだ、シュールな次元へと突き進んでいく。
様々な形をした車が、あたかも鉄の馬といった生命の息吹きを感じさせ、物凄いスピードで争われるカーアクションが、太古の蛮族達の戦いのように思えてくる。
主人公のマッドマックスは、一瞬たりとも笑うことはない。
哀しみと喜びを全て封じ込めた、マックスの硬直した表情と不死身さは、さながら戦うサイボーグといった感じなのだ。
