秋のソナタ 作品情報
あきのそなた
ノルウェー北部の田園地方。この土地の牧師館で暮らしているエヴァ(リヴ・ウルマン)とヴィクトール(ハルヴァール・ビョルク)は年が離れているが、静かで平和な生活をおくっている。エヴァは、ピアニストとして華やかな生活を送ってきた母シャルロッテ(イングリッド・バーグマン)を牧師館に招いた。なんと七年ぶりの対面だ。エヴァは、複雑な気持ちで、母を迎い入れた。実は、エヴァの妹で、退行性脳性麻痺を病んでいるヘレナ(レナ・ニーマン)も呼んであり、母と会わせるという目的をもっていたからだ。そのことをエヴァから聞くと、急に苛立ちの表情を見せるシャルロッテ。夕食後、ショパンのプレリュードを弾く自信に満ちた母の表情を見つめるエヴァ。その夜、ヴィクトールに娘のことを尋ねたシャルロッテは、エヴァが息子エリックを生んだ時の幸福そうな様子や四歳になる直前にエリックが溺死した時のことなどを知った。夜ふけ、夢にうなされるシャルロッテ。酔ったエヴァは、それまで内にたまっていた母ヘの怒りを爆発させる。いつも自分や父をおいて演奏旅行に出ていった母。自分のことしか考えない人……。一方的な娘の攻撃に、たじろぐシャルロッテ。翌日、母シャルロッテは旅立っていった。
「秋のソナタ」の解説
異なった環境で生活をする母と娘の微妙な絆を描く。監督・脚本は「ある結婚の風景」のイングマール・ベルイマン、撮影はスヴェン・ニクヴィスト、編集はシルヴィア・イングマーシッドッテルが各々担当。出演はイングリッド・バーグマン、リヴ・ウルマン、レナ・ニーマン、ハルヴァール・ビョルク、エルランド・ヨセフソン、グンナール・ビヨルンストランドなど。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1981年10月10日 |
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キャスト |
監督:イングマール・ベルイマン
出演:イングリッド・バーグマン リヴ・ウルマン レナ・ニーマン ハルヴァール・ビョルク Georg Lokkeberg エルランド・ヨセフソン グンナール・ビヨルンストランド |
配給 | 東宝東和 |
制作国 | スウェーデン(1978) |
上映時間 | 92分 |
ユーザーレビュー
総合評価:5点★★★★★、2件の投稿があります。
P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2021-10-20
NHKBSザ・プロファイラー「美貌の裏の孤独」の回は女優イングリット・バーグマンの素顔だった。本篇でイングマール・ベルイマン監督との間でキャラクター論争した程,母親像は本人に近接し娘との確執の過去にも似て赦し難い面が有った見たい何だ