バレンチナ物語 作品情報

ばれんちなものがたり

スペイン北部の小さな村に、ある日、一人の男がやって来た。男は、この村に住むバレンチナという女性に会うために、フランスからやって来たのだ。「私はあなたの友人ホセの戦友です」と男はバレンチナに語り出した……。ホセ・ガルセス、愛称ペペ(ホルヘ・サンス)は、12歳の情熱的な少年。将来の夢や自分がしたい事を、いつも考えているたくましい子だ。彼にはバレンチナ(パロマ・ゴメス)という可愛いガールフレンドがいる。今日もペペは勉強はそっちのけで、バレンチナと森の中を歩き、河の畔りを走り、自然の空気に浸っていた。二人の間には、幼いながらも<愛>に似た感情が宿っていた。そんな二人をそっと陰から見守っている司祭のホアキン師(アンソニー・クイン)は、ペペの先生でもあった。ある日、二人には嬉しい計画が実行された。村から遠く離れた丘にそびえる古城で、ペペとバレンチナの家族、そしてホアキン師が、休暇を過ごすことになった。冒険好きのペペはバレンチナと共に城の秘密の通路に入った。そこは神秘と幻想に満ちた世界だ。夜が更けるまで、二人は森の中へと進んでいった。夜明けがやって来た。一方、二人の行方がわからなくなり、両親や警察隊が必死になって彼らを探していた。やっと二人を見つけ出した両親はバレンチナを連れて帰ってしまう。連れ去られるバレンチナを追って走るペペ。あまりにあっ気ない別れであった。二人はそれから二度と会うことはなかった……。このホセの話は、戦場で兵士さんにロマンスを与えてくれたと語るホセの戦友に、バレンチナは懐かしさを覚えながら、じっと聞き入るのだった。

「バレンチナ物語」の解説

スペイン内乱を背景に動乱のさなかに倒れた英雄ホセ・ガルセスの若き日の恋を描く。製作はハビエル・モロ、カルロス・エスコベド、エグゼキュティヴ・プロデューサーはカルロス・オレンゴ、監督はアントニオ・ホセ・ベタンコール。ラモン・J・センデルの原作を基にラウターノ・ムルア、アントニオ・ホセ・ベタンコール、カルロス・エスコベド、ハビエル・モロが脚色。撮影はファン・A・ルイス・アンチア、音楽はリズ・オルトラーニが担当。出演はパロマ・ゴメスほか。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 1985年11月2日
キャスト 監督アントニオ・ホセ・ベタンコール
原作ラモン・J・センデル
出演パロマ・ゴメス ホルヘ・サンス アンソニー・クイン Saturnino Cerra Conchita Leza
配給 東宝東和
制作国 スペイン(1983)

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最終更新日:2022-07-26 11:04:00

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