十三人 作品情報
じゅうさんにん

1920年代半ば、中央アジアでの任務を終えた10人の赤軍兵士がカラクム砂漠を越え、鉄道の駅を目指していた。休暇の書類が待つ目的地までの道のりは長く、灼熱の砂漠の太陽の下、数日の旅となる。彼らには3人の仲間が同行している。近隣の国境前哨基地の司令官とその妻、そして老地質学者だ。水は少なくなりつつある。井戸は敵の匪賊、バスマチによって埋められてしまったのだ。灼熱の風が南から吹き付けている。一行は砂嵐が過ぎ去るのを待つために、小さな避難所と命綱となる井戸を見つける。しかし、井戸に水はなく、兵士たちは代わりに敵の首領シャルマト・ハーンが隠した武器庫を発見する。彼の手下200人がまさにその井戸に向かっている。一人の兵士が援軍を要請し、残りの兵士は敵を食い止めるためにその場に残る。圧倒的に不利な戦いが始まろうとしていた。
「十三人」の解説
中央アジアの砂漠を舞台に赤軍兵士と民間人の13人が200人の武装集団と心理戦、持久戦を繰り広げる戦争ドラマ。砂漠の涸れ井戸(給水所)に少人数で立てこもり、水があるとハッタリをかまして、同じく“渇き”がピークに達している圧倒的多数の敵と対峙する。同じく砂漠のオアシスで12人の兵士が孤立するジョン・フォード監督の「肉弾鬼中隊」(1934年)を見たスターリンがソ連版リメイクを命じたという。本作では、井戸とハッタリの要素が追加され、敵と知略で交渉するところが新味。さらに、本作のエピソードをベースに「サハラ戦車隊」(1943年)が製作され、アメリカ→ソ連→アメリカと映画的還流が起きた。監督はタルコフスキーの大学時代の恩師であるミハイル・ロンム。出演はイヴァン・ノボセルツェフ、エレーナ・クジミナ、アレクサンドル・チスチャコフ、アンドレイ・ファイト 、イワン・クズネツォフほか。2026年8月29日より東京・シネマヴェーラ渋谷で開催の「ソヴィエト映画の世界」にてデジタル上映。(8/31,9/4,6,9,16の5回上映)
公開日・キャスト、その他基本情報
| 公開日 | 2026年8月公開 |
|---|---|
| キャスト |
監督:ミハイル・ロンム
脚本:イオシフ・プルート ミハイル・ロンム 出演:イヴァン・ノボセルツェフ エレーナ・クジミナ アレクサンドル・チスチャコフ アンドレイ・ファイト イワン・クズネツォフ |
| 配給 | ダッサイ・フィルムズ |
| 制作国 | ソ連(1937) |
| 上映時間 | 82分 |
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