スウィート・スウィートバック 作品情報

すうぃーとすうぃーとばっく

1940年代中頃、幼くて空腹の少年スウィートバック(マリオ・ヴァン・ピーブルズ)が、娼婦たちに引き取られることになった。少年は娼婦館で成長し、無理やり童貞を奪われる。1960年代の末、成長したスウィートバック(メルヴィン・ヴァン・ピーブルズ)は、白人相手に黒人が経営するクラブでセックス・ショーの役者となる。ある晩スウィートバックはそのクラブの主人から、殺人事件を捜査中の白人刑事たちの面目を立てるために、容疑者として差し出される。スウィートバックを車で署に連行する途中、刑事たちは黒人活動家を逮捕する。黒人活動家を打ちのめし、ゲームのように暴行を加え続ける刑事たちに、スウィートバックは自らの手にぶら下がる手錠を武器に襲いかかる。スウィートバックは逃走し、あらゆる手立てを使って捕まえようと、警察も必死で追跡する。ブラック・コミュニティの人々、ドロップアウトした白人バイク族の力を借りて、スウィートバックは逃げ続ける。「あんたは母さんを痛めつけた。あんたは父さんを痛めつけた。でも、俺は痛めつけられやしない」とスウィートバックは世界に向けて告げるのだった。

「スウィート・スウィートバック」の解説

娼婦たちに育てられた黒人青年が、白人社会に反逆する姿を描いた作品。公開当時、ブラック・シネマ・ブームのきっかけとなる大ヒット作になった低予算の自主製作映画で、最近隆盛を極めるブラック・シネマの元祖ともいえる伝説的な作品。監督・製作・脚本・音楽・主演はブラック・ムーヴィーのゴットファーザーの異名を持つメルヴィン・ヴァン・ピーブルズ。撮影はボブ・マックスウェル、そして音楽の演奏は70年代を代表するR&Bグループであるアース、ウィンド&ファイアが担当。他の出演はサイモン・チャックスター、ヒューバート・スケールス、ジョン・デュラガン、そしてピーブルズの息子で「ニュー・ジャック・シティ」の監督マリオ・ヴァン・ピーブルズなど。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 1993年10月2日
キャスト 監督メルヴィン・ヴァン・ピーブルズ
出演メルヴィン・ヴァン・ピーブルズ サイモン・チャックスター ヒューバート・スケールス ジョン・デュラガン Rhetta Hughes マリオ・ヴァン・ピーブルズ
配給 ケイブルホーグ
制作国 アメリカ(1971)
上映時間 98分

ユーザーレビュー

レビューの投稿はまだありません。

「スウィート・スウィートバック」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。

最終更新日:2022-07-26 11:04:01

広告を非表示にするには