英国ロイヤル・バレエ&オペラ in シネマ 2024/25 ロイヤル・バレエ『バレエ・トゥ・ブロードウェイ』 作品情報
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『フールズ・パラダイス』は2007年にクリストファー・ウィールドンが自身のカンパニー、モーフォーセズのために振付け、2012年からロイヤル・バレエで繰り返し上演されている人気作。ナルシソ・ロドリゲスが手がけた肌色の衣裳をまとった9人のダンサーたちが、デュエットやトリオで生きた彫刻のようなフォルムを次々と生み出す。高田茜&ブレイスウェル、ヴィオラ・パントゥーソ&リアム・ボズウェル、マリアネラ・ヌニェス&ルーカス・B・ブレンツロドの3組のペアによる、複雑ながらも明快な動きに目が離せない。最後に全員で創り上げるロダンの彫刻のような構造物は圧巻。/『トゥー・オブ・アス(ふたり)』は2020年のコロナ禍中、ニューヨークで無観客配信として初演された作品。ニューヨーク・シティ・バレエのサラ・マーンズと、現オーストラリア・バレエ芸術監督のデヴィッド・ホールバーグのために振り付けられ、ホールバーグの現役最後の舞台でもある。ジョニ・ミッチェルの名曲4曲を、日本でも人気のジュリア・フォーダムが舞台上で歌い、一組の男女の別れと人生の移ろいを描く。ローレン・カスバートソンとカルヴィン・リチャードソンの繊細な表現が心に残る。/『Us(僕たち)』は、ウィールドンが2007年にバレエ・ボーイズのウィリアム・トレヴィットとマイケル・ナンのために創作した作品で、今回がロイヤル・バレエでの初演となる。男性同士の力強さと優しさが交差する官能的なデュエットでお互いをリフトし合うなど、男性ダンサーならではの表現も観られる。マシュー・ボールとジョセフ・シセンズによる美しいパ・ド・ドゥは10分と短いものの、ふたりの絆を感じさせるパートナーリングが濃密。/『パリのアメリカ人』は、劇団四季でも上演された同名の大ヒットミュージカルの抜粋で、約25分間の華やかなバレエ作品。初演はニューヨーク・シティ・バレエのプリンシパル、ロビー・フェアチャイルドと、当時ロイヤル・バレエのソリストだったリアン・コープが務め、バレエのテクニックを駆使した作品。今回の上映では、フランチェスカ・ヘイワードとセザール・コラレスが主人公のリーズとジェリーを演じ、セーヌ川のほとりで繰り広げられるロマンティックなパ・ド・ドゥと、これぞブロードウェイ・ミュージカルというべき、大きなアンサンブルによる万華鏡のような華やかな夢の場面が見事に融合している。
「英国ロイヤル・バレエ&オペラ in シネマ 2024/25 ロイヤル・バレエ『バレエ・トゥ・ブロードウェイ』」の解説
英国ロイヤル・オペラの舞台を、インタビューや特別映像を交えて映画館で上映する『英国ロイヤル・バレエ&オペラ in シネマ 2024/25』の一本。『バレエ・トゥ・ブロードウェイ』では、バレエ作品からミュージカル作品まで、振付家クリストファー・ウィールドンの幅広い才能を堪能できる4作品を上演。演目は『フールズ・パラダイス』『トゥー・オブ・アス(ふたり)』『Us(僕たち)』『パリのアメリカ人』。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2025年9月19日 |
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キャスト | 出演:高田茜 ウィリアム・ブレイスウェル マリアネラ・ヌニェス ルーカス・B・ブレンツロド ヴィオラ・パントゥーソ リアム・ボズウェル テオ・デュブレイユ アネット・ブヴォリ ジャコモ・ロヴェロ ローレン・カスバートソン カルヴィン・リチャードソン マシュー・ボール ジョセフ・シセンズ フランチェスカ・ヘイワード セザール・コラレス |
配給 | 東宝東和 |
制作国 | イギリス(2025) |
上映時間 | 151分 |
公式サイト | https://tohotowa.co.jp/roh/ |
(C)2024 Sebastian Nevols (C)2025 Johan Persson
予告編動画
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