港のひかり 作品情報
みなとのひかり

日本海に臨む北陸の小さな漁村。漁師として日銭を稼ぎながら細々と暮らす元ヤクザの三浦諒一(舘ひろし)は家族や友人もなく、ささやかな楽しみといえば居酒屋のカウンターで一人晩酌をすることだった。そんなある日、彼は通学路で白い杖をついて歩く少年・幸太(尾上眞秀)を見かける。弱視を患う幸太を、同級生たちは、わざと転ばせて笑い者にしていた。両親を交通事故で亡くした幸太を引き取った叔母・大森美和子(MEGUMI)はろくに育児もせず、彼女の交際相手・島木(赤堀雅秋)は幸太に暴力を振るっていた。事情を知った三浦は、孤独な幸太にどこか自身の姿を重ね、自分の船に乗ってみるかと誘う。三浦を“おじさん”と慕う幸太に、自分は刑事だと嘘をつく三浦。純粋に一人の人間として接してくれた幸太に救われた三浦は「海が見たい」という幸太に視力回復の手術を受けさせるため、ヤクザから金を奪う。そして、三浦は幸太に一通の手紙を残して自首をするのだった……。12年後、出所した三浦はひそかに漁村へ戻って来る。手術が成功して光を取り戻した幸太(眞栄田郷敦)は、刑事になってマル暴に配属されていた。警察の資料から“おじさん”の正体を知って葛藤する幸太だったが、自らの目で真実を確かめるために三浦を訪ねる。再会し、再び心を通い合わせるふたり。だがそんな折、三浦のヤクザ時代の弟分・大塚(ピエール瀧)が殺される。先代の寵愛を受けていた三浦を目の敵にする現組長・石崎(椎名桔平)の仕業だった。石崎の牙が幸太にも迫るなか、三浦は“大切な人”を守るためにもう一度拳銃を手に取る。
「港のひかり」の解説
舘ひろしを主演に迎え、「正体」の藤井道人が監督、撮影監督を「劔岳 点の記」などのベテラン、木村大作が務めるヒューマンドラマ。北陸の漁村で漁師として日銭を稼ぎながら暮らす元ヤクザの三浦は、ある日、通学路で白杖をついて歩く孤独な少年・幸太を見かけ、声をかける。その出会いが、二人の運命を大きく揺さぶっていく。共演は「ブルーピリオド」の眞栄田郷敦、本作で映画デビューを飾る尾上眞秀、「夏目アラタの結婚」の黒島結菜、「シン・ウルトラマン」の斎藤工。厳しくも美しい自然のなかで、育まれる親子以上に歳の離れた二人の12年にわたる友情を、全編35mmのフィルムカメラがとらえる。
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公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2025年11月14日公開予定 |
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キャスト |
監督:藤井道人
出演:舘ひろし 眞栄田郷敦 尾上眞秀 黒島結菜 斎藤工 ピエール瀧 一ノ瀬ワタル MEGUMI 赤堀雅秋 市村正親 宇崎竜童 笹野高史 椎名桔平 |
配給 | 東映=スターサンズ |
制作国 | 日本(2025) |
年齢制限 | PG-12 |
上映時間 | 118分 |
(C)2025「港のひかり」製作委員会
予告編動画
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