いとこのビニー 作品情報

いとこのびにー

大学生のビル・ガンビーニ(ラルフ・マッチオ)と、スタン・ローゼンシュタイン(ミッチェル・フィットフィールド)は、大陸横断の旅の途中で立ち寄った、アラバマ州ワーズ市のコンビニエンス・ストアの店員が殺害された事件の容疑者となり、困り果てたビルは、ニューヨークで弁護士をしている従兄のヴィニー(ジョー・ペシ)に助けを求めた。キャデラックでフィアンセのモナ・リサ(マリサ・トメイ)を連れてワーズ市に駆けつけたヴィニーは、ビルとの再会を喜んだが、弁護士になったのは6週間前で法廷に立ったことがなく、司法試験に合格するまで6年間もかかったことを明かし、ビルをがっかりさせる。いよいよ開廷となるが、服装と言葉使いから、ヴィニーは法廷侮辱罪を裁判官ハラー(フレッド・グウィン)から言い渡され、留置所送りとなる。ヴィニーを頼りなく思ったスタンは、官弁護士ギボンズ(オースティン・ペンドルトン)に弁護を依頼した。保釈されたヴィニーは徹夜でアラバマ州法を研究し、公判初日、事件の目撃者の証言を崩してあざやかな弁護ぶりを発揮。一方ギボンズは、緊張すると口ごもってしまい、スタンもビニーに改めて弁護を依頼した。最後にFBIの自動車解晰班の指導員ウィルバー(ジェームズ・レブホーン)が証言に立ち、タイヤの写真を証拠にビルたちを圧倒的に不利な立場に追いつめた。しかし、実家が自動車工場のモナ・リサは専門的な見解をもとに、写真が証拠としては不完全なものであることを指摘し判決は無罪となり、ビルとスタンは自由の身になるのだった。

「いとこのビニー」の解説

殺人容疑を受けた従兄弟を助けようと奮闘する新米弁護士の姿を描く法廷コメディ。監督は、イギリス出身で「ナンズ・オン・ザ・ラン 走れ!尼さん」のジョナサン・リンで、本作がハリウッド第一作となる。製作・脚本は「ペテン師とサギ師 だまされてリビエラ」(脚本)のデール・ローナー、共同製作は「ヤングガン2」のポール・シフ、撮影は「死霊のはらわたII」のピーター・デミング、音楽は「過ぎゆく夏」のランディ・エデルマンが担当。主演は「ホーム・アローン2」のジョー・ペシ、「クロスロード」のラルフ・マッチオ、今年度アカデミー賞最優秀助演女優賞を本作で獲得した「オスカー(1991)」のマリサ・トメイ。ほかにミッチェル・フィットフィールド、フレッド・グウィン、レーン・スミスらが共演。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 1993年3月20日
キャスト 監督ジョナサン・リン
出演ジョー・ペシ ラルフ・マッチオ マリサ・トメイ ミッチェル・フィットフィールド フレッド・グウィン レーン・スミス オースティン・ペンドルトン ブルース・マクギル モーリー・チェイキン Pauline Meyers レイナー・スカイン ジェームズ・レブホーン クリス・エリス
配給 20世紀フォックス
制作国 アメリカ(1992)
上映時間 120分

ユーザーレビュー

総合評価:4点★★★★、1件の投稿があります。

P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2024-01-29

この映画の主演はジョー・ペシ、共演はラルフ・マッチオ、マリサ・トメイ。
大学生のビルは、友人とドライブ中、あるコンビニエンス・ストアに立ち寄り、ツナ缶を万引きをし、バレないまま店を後にする。
そして走行中、偶然にパトカーに止められてしまう。
ビニーは警察に連行され、ツナ缶の万引きがバレたのだと察知し、警察の取調べに対し、即座に罪を認めた。
しかし、警察がビルを連行した理由は、彼らが立ち寄ったコンビニの店主が殺害されていて、その殺人容疑であった。
そうとは知らず、ツナ缶万引きの容疑だと思っていたビルは、間違った容疑の罪を認めてしまい、逮捕されてしまう。
困り果てたビルは、偶然にもいとこのビニーが、弁護士であることを知る。
早速ビニーに弁護を依頼するが、彼は弁護士試験を6年も落第して、なんとか弁護士になり、まだ一度も裁判を受け持ったことのない新米弁護士だった。
頼りない新米弁護士ビニーは、始めは予想通り、どんどん不利な状況に陥っていく。
法廷でのマナーもしらず、法廷侮辱罪で弁護する側が、警察に拘束されるわの馬鹿げた弁護士っぷりが面白い。

最終更新日:2024-02-08 16:00:02

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