爆弾 作品情報
ばくだん

酔った勢いで自販機と店員に暴行を働き、警察に連行された一人の謎の中年男(佐藤二朗)。彼は自らを“スズキタゴサク”と名乗り、霊感が働くと称して都内に仕掛けられた爆弾の存在を予告する。秋葉原での爆破を皮切りに、この後、1時間おきに3回爆発すると予知していく。そして、刑事たちの問いかけをのらりくらりとかわしつつ、次第に爆弾に関する謎めいた“クイズ”を出し始める。彼は一体何者なのか? そして、仕掛けられた“爆弾”の正体とは……。
「爆弾」の解説
ベストセラーとなった呉勝浩のミステリー小説を映画化。警察に連行された謎の中年男“スズキタゴサク”は、霊感があると訴え、都内三か所に仕掛けられた爆弾の存在を予告。尋問をのらりくらりとかわし、警察を翻弄する彼の正体、そしてその目的とは……。出演は「ゴジラ-1.0」の山田裕貴、NHKの連続テレビ小説『虎に翼』の伊藤沙莉、「あんのこと」の佐藤二朗。監督は「帝一の國」の永井聡。
公開日・キャスト、その他基本情報
| 公開日 | 2025年10月31日 |
|---|---|
| キャスト |
監督:永井聡
原作:呉勝浩 出演:山田裕貴 伊藤沙莉 染谷将太 坂東龍汰 寛一郎 片岡千之助 中田青渚 加藤雅也 正名僕蔵 夏川結衣 渡部篤郎 佐藤二朗 |
| 配給 | ワーナー・ブラザース映画 |
| 制作国 | 日本(2025) |
| 年齢制限 | PG-12 |
| 上映時間 | 137分 |
| 公式サイト | https://wwws.warnerbros.co.jp/bakudan-movie/ |
(C)呉勝浩/講談社 2025 映画「爆弾」製作委員会
爆弾のロケ地
予告編動画
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ユーザーレビュー
総合評価:4.8点★★★★☆、5件の投稿があります。
P.N.「鎌倉の御隠居」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2026-03-20
完璧な映画化、続編期待:映画『爆弾』レビュー
遅まきながら佐藤二朗の怪演が話題の映画『爆弾』(永井聡監督ワーナー・ブラザース)を劇場鑑賞。137分の長尺、全く緩むことなく呉 勝浩の原作をほぼ完璧にまとめ上げた八津弘幸、山浦雅大の脚本が秀逸である。映像もしっかり創りこまれて見応え十分、昨年10月末の公開でなお劇場で上映が続いていること、大いに納得の仕上がりである。
佐藤二朗の人物造形が原作のイメージ通りで、余人をもって変え難い持ち役となる勢いがある。本作が代表作となること間違いなし。相対する警視庁の類家に扮した山田裕貴も大健闘で、これに伊藤沙莉の倖田沙良のトリオで、同作にひけをとらない圧倒的読了感に満ちた続編の『法廷占拠 爆弾2」の早々の映画化を期待したい。
緊迫の会話劇と激烈な爆破シーンとが良いバランスで、冒頭のタイトルバックに散髪シーンが挿入されているあたりにドラマ造りの手腕がさりげなく披瀝されている。
原作に横溢するスピード感をよく具現化し、そもそも原作者呉勝浩に同作の着想をもたらしたとおぼしきトマス・ハリスの『羊たちの沈黙』(ジョナサン・デミ監督オライオン・ピクチャーズ)のレクターとクラリスで映画史にその名を刻すアンソニー・ホプキンスとジョディー・フォスターを連想させる上質さに、韓流に遅れをとるばかりの邦画の未来を明るく予見させる可能性を看取したことだった。原作と映画との幸福な出会いに喝采!




