アイヌプリ 作品情報
あいぬぷり
北海道・白糠町で伝統的な鮭漁のマレプ漁をはじめとしたアイヌ文化を継承し、日常の中で“アイヌプリ”(=アイヌ式)を実践する人々を追ったドキュメンタリー。北海道・白糠町で暮らすアイヌの家族に密着。祖先から続く鮭漁の技法や文化、信仰を次世代に伝えていく等身大の姿を映し出し、自らのルーツを大事にしながら今を生きる彼らの姿に迫る。
「アイヌプリ」の解説
「山女」の福永壮志が、北海道・白糠町でアイヌ文化を継承し、“アイヌプリ”(=アイヌ式)を実践する人々に密着したドキュメンタリー。祖先から続く鮭漁の技法や文化、信仰などを次世代に伝え、自らのルーツを大事にしながら今を生きる彼らの姿に迫る。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2024年12月14日 |
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キャスト | 監督:福永壮志 |
配給 | NAKACHIKA PICTURES |
制作国 | 日本(2024) |
上映時間 | 86分 |
公式サイト | https://ainupuri-movie.jp/ |
(C)2024 Takeshi Fukunaga/AINU PURI Production Committee
予告編動画
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ユーザーレビュー
総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。
P.N.「ひろし」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-12-20
数年前にも確かこの監督が温泉町のアイヌ家族のリアルを描いた映画を作ってましたが、今回の方がずっとよく出来ています。アイヌ式の狩りや漁労の文化を残そうとしている2人の男性とその子供とのやりとりの中で「世代」の問題と和人文化との関係の問題をうまく表現できていて、私としては絶賛できるものとなっています。特に、伝統的なシャケ漁をする男性が漁船員として大量のシャケを捕りながら、「これもしないと生きていけない」と言っていたのにも印象深かったです。これは私に言わせると、アイヌ的漁法と和人的漁法の違いではなく、前近代的漁法と近代的漁法の違いです。ので、その問題を誤解すると、私たち和人がアイヌ民族の人々を古い生産様式に閉じ込め、あるいはそれを脱すると「アイヌ民族でなくなった」とか言ってしまうこととなります。そのへんが非常に重要だと思いました。ちなみに、主人公のひとりの息子さんが伝統的な狩猟を将来自分の仕事にしたいかと聞かれて「大塚製薬か大塚●●に勤めたい。給与がよいから」と答えていたこともそれと関係します。「サラリーマン」となることでアイヌ民族でなくなるわけではありません。
なお、細かなことですが、その男の子が小学校の同級生に「アイヌ民族ってかっこいい」と言われているということに未来を感じました。皆様に強くお勧めします。