P.N.「オーウェン」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2023-11-10
世界ミドル級チャンピオン、ジェイク・ラモッタの自伝を基に映画化したのが「レイジング・ブル」だ。
打たれたら打ち返す、激しいボクシング・スタイルで、チャンピオンとなりながら、私生活は、酒に溺れ、妻への嫉妬やマフィアとの腐れ縁など、凄まじいばかりだ。
落ち目となった彼は、場末の酒場でジョークを飛ばすコメディアンになっていた。
マーティン・スコセッシ監督は、モノクロの映像で、1940年~1950年代のムードをリアルに再現していると思う。
主演のロバート・デ・ニーロは、この役のために25キロも体重を増やしたというが、精悍なボクサーとぶざまな太った体が、同一人物とは驚くばかりだ。