山本元帥対ハルゼイ堤督 太平洋紅に染まる時 作品情報
やまもとげんすいたいはるぜいていとくたいへいようくれないにそまるとき
1942年10月、ハルゼイ大将(ジェームズ・キャグニー)はガダルカナル島へ視察に飛立った。トラック島の日本連合艦隊司令部で、長官山本五十六(後藤武一)は、その報にカンを働かせ、戦闘機に彼の飛行艇の捕捉を命じた。ハルゼイは日本軍の無電の交換が急増したのを知ると、ヌミア基地に着陸させた。南太平洋海域の司令官に任命する通知がいていた。こうして好敵手のハルゼイと山本の関係が始まった。ハルゼイはガ島反撃のため全戦力を投入する重点作戦をとることに決めた。日本語のうまいパラスキ情報中佐が日本軍の全無電の傍受を命ぜられた。翌日、ガ島にとんだハルゼイは傍将兵を励ました。日本軍飛行機の損害が激増した。山本長官は新作戦計画をたてた。4日ガ島を占領しようというものだ。大艦隊南下の報に、ハルゼイは目的がガ島だと直感した。大事な空母に出撃を命じた。この日の交戦で空母1隻が撃沈され、1隻は大破した。が、日本軍の損害も少なくなかった。次の攻撃を11月11日と推測したのは当たった。日本軍は全ての点で優れていた。ただ、1年も同じ暗号を使っていた点を除いては。9日、新兵力がガ島に送りこまれ、半身不随のエンタプライスが戦艦の護衛で出撃した。ハルゼイは愛息の乗機が行方不明の知らせを受けた。――山本はブーゲンビル島へ飛ぶ決意をした。その無電が傍受され、ワシントンに送られた。レンゴ水道で待伏せの小艦隊は日本軍に全滅された。ハルゼイは愛息が救助された知らせも同じ頃受けた。無電は本国で解読され、山本の乗機をめざして戦闘機が出撃した。撃墜の報がきた。ハルゼイは好敵手の死を深くいたんだ。
「山本元帥対ハルゼイ堤督 太平洋紅に染まる時」の解説
ハルゼイ堤督を、その好敵手、山本五十六大将と共に描く戦争映画。バーン・レイ・ジュニアとフランク・D・ギルロイの脚本を「湖中の女」などのロバート・モンゴメリーが監督した(製作も担当)。撮影はジョー・マクドナルド。音楽はロジャー・ワグナー。出演はジェームズ・キャグニー、(これがその映画入り30周年記念作品)、デニス・ウィーバーのほか、後藤武一ら。日本語解説・秋山雪雄。
公開日・キャスト、その他基本情報
配給 | 日本ユナイテッド・アーチスツ |
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制作国 | アメリカ(1960) |
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