ビッグ・ウェンズデー 感想・レビュー 6件
びっくうぇんずでー
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P.N.「オーウェン」さんからの投稿
- 評価
- なし
- 投稿日
- 2024-07-21
※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]
入隊検査を逃れるために、ありとあらゆる手を使って入隊拒否をするシーンには笑ってしまうが、しかし、戦争に行くことの義務感と、死の恐怖のジレンマ、そして戦争に対する悲劇が強烈に描かれているのだ。
この映画の脚本・監督のジョン・ミリアスは、自分の青春時代の体験をもとにこの作品を描いていて、真実であるからこそ、劇中、戦争に行った仲間が戻って来た時の喜びや涙が、感動へと変わっていくのだ。
そして、愛する恋人との再会、昔の思い出を取り戻すために、やっと待ち望んだ幻の波"ビッグ・ウェンズデー"に挑戦することで、サーフィンて結ばれた男の友情が復活するのだ。そして、私はそんな彼らの姿に、言いようもないほどの爽やかな感動を覚えるのです。
P.N.「オーウェン」さんからの投稿
- 評価
- なし
- 投稿日
- 2024-07-21
サーフィンのシーンになると、普通の映画だったらスタント・マンが俳優の代わりを演じるのだが、この映画では、俳優自らがサーフボードに乗って、彼らのテクニックを見せてくれるのだから、凄いのひと言に尽きる。
波の間を進むサーフィンに乗ったジャン・マイケル・ヴィンセントが、ボードの上を歩いてしまうので、サーフィンを初めて見た人だったら、本当にびっくりしてしまうだろう。
この作品のおかげで、公開当時の1970年代末頃、一部の人だけのスポーツだったサーフィンが、一気に若者向けのものとなって大流行してしまったそうだから、それだけこの映画の中のサーフィン・シーンが、強烈だったのだろうと思う。
もちろん、この映画は甘っちょろくて、カッコいいことばかりを描いているわけではない。
この映画の時代となっている1960年代を描いている背景には、もちろんアメリカ人にとって汚点となったヴェトナム戦争の影もあるのだ。
P.N.「オーウェン」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2024-07-21
この映画「ビッグ・ウェンズデー」は、ジョン・ミリアス監督の青春時代の思い出をもとに作られた青春映画の傑作だ。
カリフォルニアの海岸の小さな町に住む3人の青年は、サーフィンによって友情が結ばれていた。
彼らは、伝説的な幻の波である"ビッグ・ウェンズデー"を待ち続けているが、やがてヴェトナム戦争によって青年たちは、バラバラの人生を歩む事になってしまうが------。
誰にでも青春時代というものはあるはずだ。
でも、それが素敵な青春であったかどうかはわからない。
それを代弁するかのように、また疑似体験をさせてくれるのが映画なのだが、こんな青春時代を過ごせれば最高だと思わせてくれたのが、この「ビッグ・ウェンズデー」なのだ。
夏の青い空に青春を賭け、サーフィンで激しい波に挑み、そしてそこから生まれる友情と恋、まるで絵に描いたようなストーリーだ。
とにかく、主人公を演じているジャン・マイケル・ヴィンセント、ウィリアム・カット、ゲイリー・ビジーがとてもカッコいい。