P.N.「オーウェン」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-07-30
ジョージ・ガーシュインの管弦楽曲「パリのアメリカ人」と、ジーン・ケリーのアイディアを、MGMの名プロデューサー、アーサー・フリードが合致させた、バレエ・ミュージカルの最高峰の映画だ。
セット・デザインのみならず、衣裳や色彩まで、ルノワールやロートレック、ユトリロなどの画風そっくりに統一された美術設計の素晴らしさ。
バレエ・ダンサー出身の女優レスリー・キャロンの愛らしさ、そして、ガーシュインの名曲が、一団となってなだれこむ17分半ものフィナーレは、ミュージカル映画史上、最高の名場面だ。