背徳の囁き 作品情報

はいとくのささやき

ロサンゼルス市警に内務調査班の一員としてやって来たレイモンド・アヴィラ(アンディ・ガルシア)は、女性パートナーのエイミー・ウォーレス(ローリー・メトカーフ)と早速仕事にとりかかるが、それは警察大学時代の友人ヴァン・ストレッチ(ウィリアム・ボールドウィン)の調査だった。その頃ロス市警では、デニス・ペック(リチャード・ギア)という暗黒街にも通じている警官が、同僚たちを悪の世界に送り込んでいた。ヴァンもその内のひとりで、麻薬に溺れては、妻ペニー(フェイ・グラント)の浮気を疑い、彼女に殴りかかるのだった。調査の結果、レイモンドはヴァンの麻薬依存を知る。そして浪費家のヴァンの金の出所が、デニスの斡旋するアルバイトによって得ていることを知ったレイモンドとエイミーは、ヴァンにそれに誰が関与しているのかを話せば、懲戒免職の勧告は取り下げる、と伝える。しかしヴァンはそれを断わり、そのことを知ったデニスは、レイモンドの妻キャスリーン(ナンシー・トラヴィス)を通してレイモンドを挑発するのだった。そんなある夜、パトロール中にヴァンが射殺される。実はそれは、過去がばれることを恐れたデニスの仕組んだ罠だったのである。レイモンドは犯人を追跡し、彼からデニスに頼まれてヴァンを殺したことを聞き出すが、その男も警察の狙撃隊に殺されるのだった。一方デニスは、レイモンドにキャスリーンと浮気したことをほのめかすが、激しい言い争いの後、レイモンドは妻の潔白を知り、ふたりは愛を深める。さらにデニスは、浮気の現場をその夫に目撃され、夫婦もろとも撃ち殺す。さらにレイモンドと共にその現場に到着したエイミーを射ったデニスは、レイモンドの家に押し入り、キャスリーンを脅す。しかし駆けつけたレイモンドにデニスは殴り倒され、逮捕される。こうして部屋には恐怖に震えるキャスリーンとレイモンドだけが残った。

「背徳の囁き」の解説

ロサンゼルス市警に蔓延する悪を暴く若いエリート内務調査員と、たたきあげ警官の戦いをサスペンス・タッチで描く刑事ドラマ。エグゼクティヴ・プロデューサーはピエール・デイヴィッドとレネ・マロ、製作はフランク・マンキューソ・ジュニア、監督は「ストーミー・マンディ」のマイク・フィッギス、脚本はヘンリー・ビーン、撮影はジョン・A・アロンソ、音楽はM・フィッギスとアンソニー・マリネッリ、ブライアン・バンクスが担当。出演はリチャード・ギア、アンディ・ガルシアほか。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 1990年6月29日
配給 パラマウント映画
制作国 アメリカ(1989)
上映時間 115分

動画配信で映画を観よう! [PR]

ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2022-03-09

リチャード・ギアとアンディ・ガルシアの対決シーンが本篇の醍醐味哉

最終更新日:2022-07-26 11:04:03

広告を非表示にするには