戦う若者たち 作品情報
たたかうわかものたち
1950年、厳冬の朝鮮戦線。国連軍はウォンソン攻撃を開始した。アメリカ海兵隊第三大隊のベイカー中隊第二小隊は山間の拠点占領を命じられた。敵の猛攻を受け小隊長は戦死、黒人のタウラー軍曹(シドニー・ポワチエ)がかわった。隊員は将校から降等されたキンケード(アラン・ラッド)を信頼してい、タウラーに反目した。生き残った隊員は新兵のディーン、スェーデン人のトーキル、インディアン出身のハンター、ほかにウェード、クレインらで、小隊は地雷原を突破して山間の農家を占領した。そこにはフランス系ハーフのマヤ(アナ・セント・クレア)に老婆と子供の3人がいた。隊員たちは危険だから転進しようといった。タウラーは敵襲に備え陣地の構築を命じた。1度目、2度目の敵襲は撃退することが出来た。敵は必ずまたやってくる。雪穴に機関銃を据えた。1台の戦車がやってきた。タウラーはタイマツに火をつけ、キンケードと協力してこれを大破した。が、逃げおくれたキンケードは足をひかれてしまった。タウラーはウェードに手術を命じた。輸血が必要だ。キンケードと同型はタウラーだけだった。緊張の時間が流れた。手術は成功した。休む間もなく敵戦車群が襲ってきた。味方を後方に避難させ、キンケードを抱いてタウラーは雪穴に隠れた。敵の砲火は激烈をきわめた。戦車は迫る、その時、空の1角から友軍機の爆音が轟いた。列を乱す戦車の上に爆弾の雨が降り注いだ。
「戦う若者たち」の解説
白人と黒人の葛藤を朝鮮戦争を部隊に描いた戦争映画。製作・脚本・監督は38歳の新進ホール・バートレットで、我国には彼の作品はこれが初めてだが、52年製作の“Navajo”では、世界各地の映画祭で27の賞をとり注目されている。撮影は「5つの銅貨」のダニエル・L・ファップ、音楽をジョージ・ダニングが担当。出演は「手錠のままの脱獄」のシドニー・ポワチエ、「大爆破」のアラン・ラッド、ほかにインゲマール・ヨハンソン、グレン・コーベット、アナ・セント・クレアら。
公開日・キャスト、その他基本情報
配給 | ヘラルド映画 |
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制作国 | アメリカ(1960) |
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