セパレート・ベッド 作品情報
せぱれーとべっど
ヘンリー(ジェームズ・ガーナー)は粘り強い事業屋。油田の空井戸を3本も掘ってしまい、120万ドルの追加資金獲得のため、ニューヨークに飛んだ。ウォール街の株屋ベア(ジム・バッカス)の店に行ったときセールスウーマンのモリー(リー・レミック)と知りあった。店は赤字つづきで、ベアは彼女に得体の知れない会社の株のセールスを命じた。彼女は100年近くも株主総会さえ開いていない会社と知って失望したが、自分の能力を発揮するチャンスと、ヘンリーに売り込みはじめた。2人が高級料理店で食事中、テキサスからヘンリーを訪ねて3人の友人がやって来た。ヘンリーの手腕の支持者だ。ヘンリーもモリーのために本腰を入れはじめた。ところがその会社がマサチュセッツに石油井戸を掘っており、その株はみるみる注目株になっていた。3人組はヘンリーのお陰で儲けさせてもらったので、そのお礼にモリーと結ばせようと考え、ベアにかけあって彼女を馘にさせた。ところが次期セールスウーマン会長を夢見るモリーは大憤慨。さて、例の株急騰を投機的市場操作臭いとにらんだ連邦証券委員会は黒幕捜しにのりだした。ヘンリーは告発され、モリー、ベア、3人組や関係者一同は法廷に呼び出された。判事の取り調べが進むにつれ、意外な事実がわかった。総株数の半分近くをその会社が持ち、更に3人組が半分近く、ヘンリーが残りの僅かを持っていたので、大衆は転売で儲けこそすれ、少しも損をしていないわけだ。事件は委員会側の完敗、ヘンリーは4%の持ち株を120万ドルで売り、初期の目的を達成した。そのうえ、モリーという利子まで手に入れた。
「セパレート・ベッド」の解説
ジョージ・J・W・グッドマンの原作を彼自身と「プレイボーイ」のアイラ・ワラックが共同で脚色、「白馬奪回作戦」のアーサー・ヒラーが演出したロマンチック・コメディ。撮影は「肉体のすきま風」のチャールズ・ラング、音楽は「ちょっとご主人貸して」のフランク・デヴォールが担当した。出演は「女房は生きていた」のジェームズ・ガーナー、「逃げる男」のリー・レミック、「翼のリズム」のフィル・ハリス、「枢機卿」のチル・ウィルス、ルイス・ナイ、ジョン・アスティンほか。
公開日・キャスト、その他基本情報
配給 | MGM |
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制作国 | アメリカ(1963) |
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