P.N.「オーウェン」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2024-05-12
作家のミッキー・スピレインが、自作のハードボイルド小説の主人公マイク・ハマーを演じたという例はあるけれども、映画俳優が自伝の映画化に自ら主演したというのは、全く珍しいのではないかと思う。
そんな映画が、オーディ・マーフィが主演した「地獄の戦線」だ。
もっとも、オーディ・マーフィが、映画俳優になったのは、”自伝”を発表した後ではあったのだが。
というのは、彼はすでに第二次世界大戦で数々の武勲を立てて、24個もの勲章を授けられた英雄であったのだ。
オーディ・マーフィを演じるオーディ・マーフィが、この映画の見どころになるわけだが、小柄で童顔で、単身、敵の戦車に立ち向かうシーンなど、なかなか見応えのある戦争活劇になっていると思う。