じゃじゃ馬ならし(1966・アメリカ) 作品情報
じゃじゃうまならし
16世紀初頭。休暇をとってイタリアの田舎に帰って来たルーセンショー(マイケル・ヨーク)は街で美しいブロンド娘ビアンカ(ナターシャ・パイン)を見て、一目ぼれしてしまった。そこで彼女の後を家までつけていった。家では、親父バプティスタ(マイル・ホーダン)と姉のカタリーナ(エリザベス・テイラー)が口論のまっ最中だった。カタリーナがかたずくまで、ビアンカは誰にもやらないというバプティスタの言葉に、ルーセンショーはカタリーナに男を世話してやろうと考えた。そこへ、ペトルーキオー(リチャード・バートン)という紳士が、金持ち女をひっかけようと街にやって来た。ルーセンショーはペトルーキオーをカタリーナに押しつけようと考え、ペトルーキオーもそれを承知した。翌朝、ペトルーキオーは早速バプティスタを訪れ、カタリーナを嫁にほしいと申し込んだ。土地と持参金が魅力だったのである。カタリーナは手のつけられないじゃじゃ馬娘で、2人はすぐに喧嘩をはじめ、すさまじい追っかけっこが始まった。が、さすがのじゃじゃ馬も次第におとなしくなってきた。ペトルーキオーは、彼女を小脇にかかえて戻ると次の日曜日に結婚すると宣言した。一方、ルーセンショーとビアンカの仲も、順調に進んでいた。結婚式の当日、ペトルーキオーは何を思ったのか花婿としてはみられないような汚い姿で現れた。大騒ぎのあげく結婚式は終わった。ペトルーキオーの家に帰ってもカタリーナのじゃじゃ馬ぶりはなかなかなおらなかった。しかし、ペトルーキオーは巧みな手綱さばきで上手に飼いならしていった。ビアンカの結婚のために実家に帰ったカタリーナは羊のようにおとなしく、皆の前で妻の義務について演説するほどになっていた。一同は驚き、ペトルーキオーは誇らしかった。カタリーナは今こそ完全な女になっていた。
「じゃじゃ馬ならし(1966・アメリカ)」の解説
ウィリアム・シェイクスピアの喜劇「じゃじゃ馬ならし」を「将軍たちの夜」のポール・デーン、スーソ・チェッキ・ダミーコ、フランコ・ゼフィレッリの3人が共同で脚色し、ゼッフィレッリが監督した。撮影は「寒い国から帰ったスパイ」のオズワルド・モリス、音楽は「アルトナ」のニーノ・ロータが担当した。出演は「バージニア・ウルフなんかこわくない」でコンビのエリザベス・テイラー、リチャード・バートンのほか「寒い国から帰ったスパイ」のマイケル・ホーダーン、舞台俳優マイケル・ヨーク、「海賊船悪魔号」のナターシャ・パインなど。総指揮はリチャード・マクワーター。
公開日・キャスト、その他基本情報
配給 | コロムビア映画 |
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制作国 | アメリカ(1966) |
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