潮風のいたずら(1988) 作品情報
しおかぜのいたずら
オレゴン州のエルク・コーブに、豪華で美しい1隻の船が入港してきた。貴族出身の紳士グラント(エドワード・ハーマン)とその妻ジョアナ(ゴールディ・ホーン)と、執事のアンドルー(ロディ・マクドウォール)や船員数名を乗せた“汚れなき天使”号で、エンジン修理のために停泊していた。ジョアナはハイレグ姿がピタリと決まる美人だが、プライドが高くあたり構わず文句をわめきちらすので、執事もちょいともてあまし気味。クローゼット改装のために呼んだ大工のディーン・プロフィット(カート・ラッセル)にもガミガミ言い出し、あげくにディーンはジョアナに海に突き落とされる。そんなジョアナがある夜、間違って海に落ちてしまい、ショックで記憶を失ってしまった。テレビで彼女を見たディーンは、ちょいといじめてやろうとの悪戯心が働き、夫だと言って名乗り出た。なかなか信じられないジョアナだが、ディーンに連れられて彼のボロ家に帰宅。そこでは、トラビス(ブライアン・プライス)を筆頭に双子のグレッグ(ジェイミー・ワイルド)とチャーリー(ジャレット・ラシュトン)、そしてジョー(ジョフリー・ワイズマン)ら4人の悪ガキが「ママ、ママ」と大合唱して待ちうけていた。驚いたジョアナは失神してしまう。かくして、朝の食事の子供たちの弁当の用意からはじまって、掃除、洗濯などと家庭の主婦としての、ジョアナの疲労困憊の日々が始まる。夜はソファで寝る羽目になり、昼間は子供たちに悪戯されたりと、苦労の連続。その一方で疑問を捨てきれぬ彼女は、記憶を刺激してくれるだろう写真を探し始めた。このままではまずいと思ったディーンは合成写真を友達に作らせるなど、涙ぐましい努力。そんな触れ合いの中で、ジョアナと子供達の心は知らず知らずのうちに結ばれてゆく。そしてディーンの優しい心も知り、遂に2人は結ばれる。前々から進行していたジョアナの案によるワンダー・ランド形式のゴルフコースも完成し、彼女と、作ったディーン、そして子供たちが完成式に出席する。その際、ディーンはジョアナにエンゲージリングを贈った。しかし、喜びも束の間、帰宅したディーンらの前にグラントが現れ、ジョアナの記憶は一瞬にして甦ってしまった。大型のリムジンに乗り込んだジョアナに涙を流した子供たちが駆け寄る。ジョアナと子供たちの絆をふりほどくかのように走り去るリムジン。それをじっと見守っていたディーンだったが、ジョアナを取り戻そうと決意し、子供たちとともにジョアナの乗る“汚れなき天使”号を追った。それを見たジョアナも船を飛び降り、ディーンと子供たちのもとへ駆けつけた。
「潮風のいたずら(1988)」の解説
ひょんな事から記憶を失い、性格ブスから性格美人に変身してしまったヒロインに巻き起こるハプニングを描くラヴ・コメディ。製作総指揮は助演もつとめるロディ・マクドウォール、製作はアレクサンドラ・ローズとアンシア・シルバート。監督は「恋のじゃま者」のゲーリー・マーシャル、脚本はレスリー・ディクソン、撮影は「恋のじゃま者」のジョン・A・アロンゾ、音楽はアラン・シルヴェストリが担当。出演は「ワイルドキャッツ」のゴールディ・ホーン、「ゴーストハンターズ」のカート・ラッセル、「ロストボーイ」のエドワード・ハーマンほか。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1988年5月28日 |
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配給 | MGM映画=UIP |
制作国 | アメリカ(1988) |
上映時間 | 114分 |
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