殺したい女 作品情報
ころしたいおんな
ニュー・ファッションで大金持になったサム(ダニー・デヴィート)は財産目当てでもらった女房のバーバラ(ベット・ミドラー)が嫌になり、その殺害計画を情婦のキャロル(アニタ・モーリス)に嬉々として話す。車ごと断崖から突き落とそうと、クロロフォルムを手に帰宅した。ところが、彼女の姿がない。電話があって「バーバラを誘拐した。身代金は50万ドル、警察にしゃべると生命はない」という。喜んだ彼は早速警察に通報した。犯人のケン(ジャッジ・ラインホールド)とサンディ(ヘレン・スレイター)夫婦はバーバラを地下室にとじこめるが、わがままなバーバラに手を焼く。もともとサンディのデザインをサムが盗んで大儲けした分を取り戻そうという考えでバーバラを殺す気など始めからない。サムはいつ殺してくれるかと思っているから、身代金を払う気などなく、1万ドルに値下げしても相手にしない。キャロルはサムと一緒になる気などなく、サムのバーバラ殺害現場を若い情夫のアール(ビル・プルマン)にビデオ録画させた。断崖にきたのは男とコールガールで、2人は大ハッスル。サムをおとしいれるためビデオを見ずに警察署長(ウィリアム・G・シリング)に送りつけた。ところが、署長がビデオの人物だった。一方、バーバラとサンディは意気投合し、サムが1万ドルでも払おうとしないことを聞くと、彼の腹の内を読み、サンディとケンに協力し、亭主の全財産を奪う計画をたてた。キャロルは署長に電話で圧力をかけ、署長はサムを仕方なく調べ始めた。サムは200万ドル以上の身代金を要求され、それを払わないと自分があやしまれるとあって、仕方なくOKする。身代金を横取りしようとアールが出現したり、大混乱のすえ、ケンが車で逃走し、波止場から海へ。水上に浮かびあがる札束をつかもうと人々が海へとび込む。無事発見されたバーバラはサムの尻を蹴り、彼を海中へおとす。そして、大部分の札束を手にして別の浜辺にあがってきたケン、サンディの2人と一緒になる。
「殺したい女」の解説
妻を殺そうと計画していた男が、妻が誘拐されて大喜びという喜劇。製作はマイケル・ペイサー。エグゼクティヴ・プロデューサーはリチャード・ワグナー、ジョアナ・ランカスター、ウォルター・イエットニコフ、監督は「フライングハイ」のジム・エイブラハムズ、ジェリー・ザッカー、デイヴィッド・ザッカーのトリオ。脚本はデール・ローナー、撮影はジャン・デボン、音楽はミシェル・コロンビエが担当。出演はべット・ミドラーほか。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1986年12月13日 |
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配給 | 東宝 |
制作国 | アメリカ(1986) |
上映時間 | 93分 |
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