コマンチ族 作品情報
こまんちぞく
1875年の夏、メキシコ西部の町を大酋長クアナのひきいるコマンチ族が襲った。軍の追跡を後に、リオ・グランデ河を渡り、合衆国領に入った。捕虜の中に、孤児のスペイン娘・マルガリタ(リンダ・クリスタル)がいた。酋長の1人、ブラック・クラウドは彼女に目をつけた。野牛の密猟者ダウニーはコマンチ族に追われ、第4騎兵連隊の一隊とインディアン・チーフ、ジム・リード(ダナ・アンドリュース)に救われたが、リードの役を狙った。政府のインディアン局長ワードがコマンチ族との和平交渉にやってき、命を受けたリードがクアナに会いに出発した留守、ダウニー局長に、リードが大酋長といとこ同志だから、裏切るとたきつけた。荒野でリードは逃げ出して倒れていたマルガリタと、ダウニー一味に傷つけられたクアナの息子を救った。集落でクアナはリードの言葉を信じた。白人との和平を欲していたのだ。いとこ同士であることも喜んだ。リードはマルガリタの釈放を願い、ブラックと決闘した。それが掟だ。負けたブラックは50名の部下を連れて集落を出た。リードはクアナのメッセージを持っての帰途、全滅した騎兵隊を発見した。ブラックの仕業だ。その時、騎兵隊の主力が着いた。局長は武力で鎮圧する方針に出たのだ。チーフ・スカウトの役もダウニーにかわっていた。ブラック一味は追われ、谷間に局長のひきいる騎兵隊を誘導し、局長を捕まえた。リードたちの隊が駆けつけた時、ブラックは臆病な局長を楯に逃れ出ようとした。その時、崖上に大酋長の率いる数千のコマンチ族が現れた。局長はそのスキに逃げたが、殺された。司令官エカート大佐はやっと突激を命じ、ブラック一味と死闘が交わされた。リードはついにブラックを倒した。―ーコマンチ族との和平交渉は成立した。帰営する騎兵隊の中に、リードに寄りそうマルガリタの姿が見えた。
「コマンチ族」の解説
アメリカ・インディアンのコマンチ族とアメリカ騎兵隊の激闘を描いた西部劇。カール・クルーガーの脚本を、「生れながらの無宿者」のジョージ・シャーマンが監督し、撮影はチャールズ・L・キンバルが担当。出演は「巨象の道」のダナ・アンドリュース、「太陽の谷」のケント・スミス、他にリンダ・クリスタル、ネスター・ペイヴァら。
公開日・キャスト、その他基本情報
配給 | 松竹セレクト |
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制作国 | アメリカ(1956) |
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