恋人ゲーム 作品情報
こいびとげーむ
サンフランシスコの湾につき出したさん橋。風景を撮りまくっているのは、16歳のチャールズ・カミングス(ジョン・クライヤー)。カメラ少年の彼は、フィルムはモノクロと決めており、被写体はハエや路上と決めていた。そんな折、カップルがとび込んできて、派手な喧嘩を始めた。家に帰ってフィルムを現像したチャールズは、そこにカップルの女性が写っていることに気づいた。しかも、とてもチャーミングだ。突然恋してしまった彼は、町に飛び出してその女性を探そうとした。その頃、チャールズの兄、レナード(ジョージ・フレチェッテ)が、フィアンセを連れて帰ってきた。彼らと共に町のクラブに行ったチャールズは、その店で歌うロック・シンガーを見て、目を疑った。あの写真の女性なのだ。思わずシャッターを切るチャールズ。翌日、彼は写真を届けに行くが、その女性、ローラ(デミ・ムーア)は、多忙でかまってもくれない。が、数日後、学校の前で彼はローラに呼びとめられた。ポルシェに乗った美女とチャールズの様子に、唖然とする同級生たち。被写体になってくれることを約束したローラと撮影に出かける。クラブのオーナーから解雇通知を受けていた彼女は落ち込んでいた。そんな彼女をなぐさめるチャールズ。翌日、失業したローラを助けるアイデアを思いついたチャールズは、タクシー会社に急ぐ。車の屋根に彼女の名前と電話番号を入れた広告をとりつけた。「シー・イズ・ベスト」の広告は、とんだ勘違いを呼びおこし、彼女を娼婦と思いこんだ男たちが、彼女のロフトに電話を入れた。電話が鳴りっぱなしなのを不思議に思った彼女は外に出てタクシーを目撃、茫然とした。怒った彼女は、授業中のチャールズを訪ねて、どなり込んだ。しかし、広告の撤去を求めてタクシー会社に行った彼女は、チャールズが広告料として、貯めた6000ドルを払っていることを知った。どなり込んだことを後悔して、チャールズを探し歩くローラ。そのころチャールズは雨の路上で酔いつぶれていた。やがて好運が舞い込む。広告のおかげで、ローラはクラブに復帰することになり、その夜の彼女のステージは超満員になった。兄の結婚式の日、チャールズはローラからのメッセージを受ける。“アイ・ラヴ・ユー”。狂喜して彼女の許に走るチャールズ。しかし、レコード契約が成立した彼女は、翌朝ロスに旅立つという。複雑な心持ちの彼は、ローラとサヨナラのキスを交わして抱き合った。それは16歳のチャールズにとって、初めての経験であった。翌朝、サンフランシスコ空港でローラを見送ったチャールズは、「2度と恋はしない」とつぶやくが、その足は、以前から彼にアタック中のグラマーなクラスメート、モナ(ジェニファー・ティリー)が遊んでいるゲームセンターへと向かっていた。
「恋人ゲーム」の解説
年上の女性との愛を通じて成長してゆく16歳の少年の姿を描く青春映画。製作はウィリアム・サックハイム。エグゼクティヴ・プロデューサーはジョージ・ジャスティン。監督は「ウィンター・ローズ」のジェリー・シャッツバーグ。チャールズ・ボルトのストーリーを基にボルトとテレンス・マルケイが脚色。撮影はヴィルモス・ジグモンド、音楽はルパート・ホルムズが担当。出演はジョン・クライヤー、デミ・ムーア、ジョージ・ウェントなど。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1985年3月16日 |
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配給 | コロムビア映画 |
制作国 | アメリカ(1984) |
上映時間 | 102分 |
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