P.N.「オーウェン」さんからの投稿
- 評価
- ★★★☆☆
- 投稿日
- 2025-04-20
英国製の怪獣映画「怪獣ゴルゴ」は、後の日活映画の「大巨獣ガッパ」の元ネタになった映画として有名ですね。だけど個人的には「大巨獣ガッパ」の方が面白かったかな。この映画の致命的な欠陥は、脚本に少しも魅力がなく、面白くないこと。ドラマとしての起承転結があまりにもないんですね。それから、この怪獣ゴルゴですが、空を飛べないのが、どうも面白くない。やはり怪獣は空を飛べないと迫力が全く出ませんね。ゴジラ式のようにのしのしと歩くだけで火も噴きませんしね。どうも、この映画の製作者たちは、かつての恐竜の概念から抜けきっていないような気がします。この映画を観て改めて、本多猪四郎と円谷英二の東宝特撮チームは、凄かったということを再認識しましたね。加えて、特撮が凄いだけではなく、ドラマの部分もしっかりしてましたね。安易なドラマ作りをしなかった東宝特撮チームの偉大さを改めて認識しましたね。