永遠の調べ 作品情報
えいえんのしらべ
楽才の認められぬまま、フランツ・シューベルト(アラン・カーティス)は学校教師の生活を送っていたが、イタリーがオーストリー人を傭兵として戦争に狩立てるのをみて、ハンガリーに亡命した。牧場で羊飼いをするうち、彼は牧場主のアンナ(イローナ・マッセー)と恋に落ちた。一方彼は公爵夫人(ビニー・バーンズ)とも親しくなったが、これがもとで彼はオーストリーに送還されることになり、アンナが同行した。当時ウィーンはベートーベンの天下であった。アンナはシューベルトを彼に推薦しようと、「未完成交響楽」の譜面をもって訪れた。彼は大変感心し、完成してから再び持参するよう彼女に言った。彼女は誕生日の贈物にそれを完成してくれるようシューベルトに頼んだが、音楽をあきらめて再び教職に戻った彼はそれに手を加える気力とてなかった。突然ベートーベンの死が訪れ、シューベルトの窓の下を葬列が通りすぎた時、彼の横にアンナはいなかった。音楽に戻らぬ彼の許から、彼女は故国へ去って行ったのだった。置き手紙を読みながら、シューベルトの心には再び音楽への愛がよみがえってくるのであった。
「永遠の調べ」の解説
ハワード・エスタブルックとニコラス・ジョリーの創作脚本によるシューベルト伝記映画で、ウィリアム・スケリー製作になる1941年作品。「呪われた城」などに俳優として出ているラインホルト・シュンツェルが監督、ジョン・J・メスコールが撮影を、「熱砂の秘密」のミクロス・ローザが音楽を担当する。「幻の女」のアラン・カーティス、「赤い靴」のアルバート・バッサーマン、イローナ・マッセイを中心に、ビニー・バーンズ、ビリー・ギルバート、スターリング・ホロウェイらが共演。
公開日・キャスト、その他基本情報
配給 | 映画配給社 |
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制作国 | アメリカ(1941) |
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