アルゴ探検隊の大冒険 感想・レビュー 2件
あるごたんけんたいのだいぼうけん
総合評価5点、「アルゴ探検隊の大冒険」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。
P.N.「オーウェン」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2023-12-05
「アルゴ探検隊の大冒険」は、骸骨と生身の人間との壮絶なチャンバラ・シーンを観るだけでも心が躍ります。
もちろん、ぬいぐるみの骸骨なんかではない。
正真正銘の骸骨が、剣を持って立ち向かってくる。
その動きが実にリアルで、時には俳優のアクションを凌ぐ機敏さを見せる。
人形アニメの錬金術師と呼ばれるレイ・ハリーハウゼンのまさに魔術としか言いようのない、華麗な特撮のテクニックに、たっぷりと酔える娯楽スペクタクル巨編だ。
この世の悪を滅ぼして、幸せをもたらすという、金羊毛を求めて冒険の旅に出た、アルゴ号の遠征隊が様々な危険や謎に遭遇する。
青銅の巨神タロスに追いかけられるかと思えば、残忍な鳥身女面の怪物と戦い、また、黒海の入り口では、迫りくる両岸壁を半人半魚の海神が、押しとどめて一行の命を救ってくれる。
そして、また、骸骨の軍団との死闘-----もう面白くてたまりません。
P.N.「天は自ら助くる者を助く」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2023-08-09
すっかり忘れていました。
何度か、テレビで見ていたのに、タイトルや解説を読んでも、まったく、記憶がよみがえっ来なかった。
修復版になり、テレビで見ていたモノとは違い、全体に、色鮮やかに、よみがえって、昔、見た時とは、かなり、印象が変わった。
60年前と考えると特撮もかなりしっかり作られて、改めて鑑賞しても見ごたえあります。
朝の上映会にラインナップされるのも納得。
神話をモチーフに、主軸は、「天は自ら助くる者を助く」の
精神で描かれている。
アルゴ号のお話し+人間は、隣人を愛し、先ずは、自らの足で立つ、羊飼いとならなければならない。
羊は、さ迷える人間とも言えるが、信仰心のない人間とも言える。生きる道に、自助論と愛があれば、それは、真の信仰心と言えるだろう。