利休にたずねよ 作品情報

りきゅうにたずねよ

織田信長(伊勢谷友介)の茶頭として仕えた千利休(市川海老蔵)。利休は信長にへつらうことなく美を徹底的に追い求め、その美意識はやがて信長家臣だった豊臣秀吉(大森南朋)をも魅了。秀吉の庇護のもと、利休は茶の湯を芸術の域にまで高め、茶聖と謳われるほどになる。しかし彼の名声が高まるにつれ秀吉は心を乱していき、利休を窮地に追い詰め、ついには切腹を命じる。3千もの兵が利休の屋敷を取り囲み、自刃のときが迫っていた。妻・宗恩(中谷美紀)の、ずっと想い人がいたのではないかとの問いかけに、利休は胸に秘めていた遠い記憶を蘇らせる。若い頃利休は色街に入り浸り、遊び呆けていた。そんな中ある女と出会い、彼女の気高さや美しさにすっかり心を奪われる。茶人・武野紹鴎(市川團十郎)の指導を受け、骨身を惜しまず彼女の世話をする利休。彼女は高麗からさらわれてきた、一国の王への貢ぎ物だった。いくら彼女と気持ちを通わせても、恋が叶うはずもなかった。別れの時が近づき、利休はやむにやまれぬ思いである事件を起こす……。

「利休にたずねよ」の解説

第140回直木賞を受賞した山本兼一の同名小説を映画化。茶の湯を芸術の域にまで高め美意識を研鑽する茶人・千利休の情熱を描く。利休を語る上で欠かせない黄金の茶室、待庵、北野大茶会なども作品中で再現されている。監督は「火天の城」「精霊流し」の田中光敏。脚本はNHK大河ドラマ『天地人』の小松江里子。音楽は「レッドクリフParttI・II」の岩代太郎。美を追求する千利休を「一命」「出口のない海」の市川海老蔵が、利休の妻を「源氏物語 千年の謎」「嫌われ松子の一生」の中谷美紀が、利休に傾倒しながらも畏れる豊臣秀吉を「R100」「ハゲタカ」の大森南朋が演じる。また若い頃の利休の師役で、2013年に他界した市川團十郎が特別出演をしている。

直木賞を受賞した、山本兼一の小説を映画化。豊臣秀吉の怒りを買って切腹を迫られ、屋敷を三千もの兵士に囲まれた千利休。自らの手で命を絶つことを決意する夫に、妻の宗恩は“想い人”がいたのではないかという、長く抱えていた問いをぶつける。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2013年12月7日
キャスト 監督田中光敏
原作山本兼一
出演市川海老蔵 中谷美紀 伊勢谷友介 大森南朋 成海璃子 福士誠治 袴田吉彦 黒谷友香 市川團十郎 檀れい 大谷直子 柄本明 伊武雅刀 中村嘉葎雄 クララ 川野直輝
配給 東映
制作国 日本(2013)
上映時間 123分

(C)2013「利休にたずねよ」製作委員会

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ユーザーレビュー

総合評価:2.75点★★☆☆☆、4件の投稿があります。

P.N.「おてもやん」さんからの投稿

評価
★★☆☆☆
投稿日
2013-12-16

当時の茶の湯が高麗物、唐物だからといって韓流メロドラマ仕立が本筋だったのか?日本の美へと昇華させたくだりが未消化だった。

最終更新日:2022-07-26 11:03:28

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