花の恋人たち 作品情報

はなのこいびとたち

東都女子医大のインターン生の操は、仲間の有為子、藤穂、和子、万千子、留学生のホウ・エイ・ラヤたちと共に、勉学に励んでいた。土曜日になると、いそいそとデートに出かける有為子たちに対して、苦学生の操はひとり勉強していた。操の望みは学長賞をとってその賞金を学費にふり向け、一人前の女医になることだった。女医の卵とはいえ、若い娘の彼女たちにとって結婚は重大な問題だった。そんな中で、いち早く和子が長いこと許婚者だった士郎と結婚した。これは、若い陶芸家恵之助との結婚を両親から反対されている万千子に、少なからぬ動揺を与えた。ある日、有為子と操は、基礎医学を研究するため、細菌学研究室の吉岡の助手を勤めることになった。経済的に恵まれていた有為子も学長賞を狙っていた。インターン生にとって国家試験という難関が待っており、誰もが必死だった。操と有為子はその上に学長賞の論文があるので、大変だった。そんな忙しい中で、彼女たちは万千子の両親と会い、恵之助と万千子を結婚させるように説得するほど、堅い友情で結ばれていたのだった。やがて国家試験の結果が発表された。彼女たちは全員合格し、お互いに喜びあった。しかし、学長賞は、操と同じ苦学生だった吉岡は彼女を推薦したが、接戦の末有為子に決定した。操は失意のまま、ちょうど“母、病重し”の報に接して帰郷して行った。有為子はそんな操のために、資金を贈ろうと決心し、操の家を訪ねた。学長賞は操がとったという有為子の嘘に、操の母は喜び、次第に持直していった。操はそんな有為子の友情に深く感謝するのだった。

「花の恋人たち」の解説

吉屋信子の原作「女の教室」を、「花と果実」の三木克巳と、「女賭場荒し」の長谷川公之が共同で脚色、「ザ・スパイダースのゴーゴー向う見ず作戦」の斎藤武市が監督した青春もの。撮影はコンビの山崎善弘。

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督斎藤武市
原作吉屋信子
出演吉永小百合 十朱幸代 和泉雅子 伊藤るり子 山本陽子 浜川智子 斎藤チヤ子 山内賢 舟木一夫 奈良岡朋子 松下達夫 東恵美子 鈴村益代 原恵子 河上喜史郎 鴨田喜由 雪丘恵介 高田栄子 横田栄子 渡辺節子 新井麗子
配給 日活
制作国 日本(1968)
上映時間 91分

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最終更新日:2022-07-26 11:03:50

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