教育と愛国 作品情報
きょういくとあいこく
教育と政治の関係に見る、日本の教育事情
第二次世界大戦後の学校教育は、常に政治と一線を画してきた。しかし、2006年に第一次安倍政権のもと教育基本法が改正され、戦後初めて「愛国心」が盛り込まれる。それ以降、「教育改革」「教育再生」の名のもとに、教科書検定制度が目に見えない力を増していく。慰安婦問題や沖縄戦の記述については政治介入ともいえる状況の中、出版社と執筆者の攻防が続いている。また、戦争における日本の加害の歴史を教える教師や研究者は保守系の論客からバッシングを受けている。
「教育と愛国」の解説
毎日放送で20年以上にわたり取材してきた斉加尚代監督が、教育現場に迫る危機を描き出したドキュメンタリー。2017年に放送され、ギャラクシー賞テレビ部門大賞を受賞した「映像’17 教育と愛国 教科書でいま何が起きているのか」に追加取材と再構成を施し、映画版として仕上げた。歴史の記述をきっかけに倒産に追い込まれた大手教科書出版社の元編集者や、保守系の政治家が薦める教科書の執筆者などへのインタビュー、新しく採用が始まった教科書を使う学校や、慰安婦問題など加害の歴史を教える教師や研究する大学教授へのバッシング、さらには日本学術会議任命拒否問題などを通して観るものが思うのは、「教育」はいったい誰のためのものなのか。ナレーションで俳優の井浦新が参加。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2022年5月13日 |
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キャスト |
監督:斉加尚代
語り:井浦新 |
配給 | きろくびと |
制作国 | 日本(2022) |
上映時間 | 107分 |
公式サイト | https://www.mbs.jp/kyoiku-aikoku/ |
(C)2022映画「教育と愛国」製作委員会
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