夏、至るころ 作品情報
なついたるころ
翔(しょう)と泰我(たいが)は高校最後の夏を迎えていた。二人は幼い頃から祭りの太鼓をたたいてきた。だが、泰我が突然、受験勉強に専念するから太鼓をやめると言い出す。ずっと一緒だと思っていた翔は急に立ちすくんでしまう。自分はどうしたらよいのか、わからない……。息子の将来を気にかける父と母、やさしい祖父と祖母、かわいい弟。あたたかい家族に囲まれると、さらに焦りが増してくる翔。ある日、祖父のお使いでペットショップを訪れた翔は、ギターを持った不思議な少女・都(みやこ)と出会う。彼女は音楽をあきらめて東京から故郷に戻ってきていた……。
「夏、至るころ」の解説
女優の池田エライザの初監督作品。田川市で暮らす高校3年生の翔と泰我はずっと一緒に太鼓を叩いてきた。だが夏祭りを前に、泰我が受験勉強のために太鼓をやめると言い出し、翔は愕然としてしまう。幸せとは何かを求め、二人は生まれて初めて人生と向き合う。福岡県福岡市出身の池田エライザは、「地域」「食」「高校生」をテーマにした映画24区の青春映画制作プロジェクト「ぼくらのレシピ図鑑」の企画と出会い、福岡市に隣接する田川市を初めて訪れた。シナリオ・ハンティングや演技ワークショップを実施するなかで、人びとの温かさと緑あふれる景色に魅せられてオリジナルの物語を紡ぐ。それは、すぐ傍らにあったのに、気づかなかった大切な日常と、かけがえのない人たちのこと。夢をもつことすら難しい現代の若者の、言葉にならない不安や葛藤、生きる力をリアルに描き出した池田の演出力は、韓国・全州国際映画祭、中国・上海国際映画祭などで上映され、絶賛された。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2020年12月4日 |
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キャスト |
監督:池田エライザ
出演:倉悠貴 石内呂依 さいとうなり 安部賢一 杉野希妃 後藤成貴 大塚まさじ 高良健吾 リリー・フランキー 原日出子 |
配給 | キネマ旬報DD=映画24区 |
制作国 | 日本(2020) |
上映時間 | 105分 |
(C)2020「夏、至るころ」製作委員会
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ユーザーレビュー
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