サンセット 作品情報

さんせっと

『サウルの息子』の監督が送るミステリー

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1913年、オーストリア=ハンガリー帝国の都ブダペスト。高級帽子店であるレイター帽子店に、創業者の娘イリスが働く事を夢見てやってくる。2歳の時に両親が亡くなった後、イリスは遠く離れた街に引き取られて暮らしていたのだ。しかし現在のオーナーであるブリルはイリス追い返そうとする。やがてイリスは自分にはカルマンという兄がいて、今は失踪している事を知る。兄を捜すためイリスは店に残る決意をするが、謎は深まるばかりだった。

「サンセット」の解説

長編デビュー作『サウルの息子』がカンヌ国際映画祭でグランプリを受賞したハンガリーのネメシュ・ラースロー監督。本作はその長編2作目となる作品。第一次世界大戦が始まるほぼ一年前の夏、オーストリア=ハンガリー帝国の都ブダペストを舞台に、民族自立運動が渦巻く不穏な空気をこの映画はうまく捉えている。主人公であるイリスは、両親の死、兄の失踪、そして自分はなぜ遠くへやられたのかその謎を探ろうとするが、周囲の人々は遠回しに断片を言うだけで、誰も真相を告げない。カメラは前作『サウルの息子』同様、イリスにピッタリと寄り添い、彼女の主観で映画は進んでいき、謎は深まるばかり。しかしそれこそが当時の混沌とした世界であると言わんばかり。新鮮で緊張感にあふれた作品。

サンセットのイメージ画像3

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2019年3月15日
キャスト 監督・脚本ネメシュ・ラースロー
出演ユリ・ヤカブ ヴラド・イヴァノフ エヴェリン・ドボシュ
配給 ファインフィルムズ
制作国 ハンガリー=フランス(2019)
上映時間 142分
公式サイト http://finefilms.co.jp/sunset/

(C)Laokoon Filmgroup - Playtime Production 2018

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ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。

P.N.「ハットトリック!?」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2019-04-26

彼女にフォーカスしながら、カメラは回って行く、段々と観るものを引き付け、彼女か?自分か?様々な視点、様々な見方が、交差し、サスペンステイストの世界に引き込まれて行く。主役の彼女が、兄の服を来て惨状の中で観たものは?人間に二面性があるように、社会にも二面性はある。どう捉えるかは?鑑賞する者に委ねられている。鑑賞者が入り込んで観る世界は、最後にハットするトリックかもしれない。淡々と続くけれど、飽きずに鑑賞できる手腕はさすがです。サスペンステイストのブダペストの斜陽のタッチを楽しみたい。

最終更新日:2019-11-14 13:22:45

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