1001グラム ハカリしれない愛のこと 作品情報

せんいちぐらむはかりしれないあいのこと

マリエは、測量研究所に勤める女性研究員である。毎日愛車で研究所に通い、計測や測量を行う。規則正しい毎日が続く中、パリで行われる「1キロ」の重量に関する学会が迫ってくる。研究所が保管している国の基準となる大切な1キロの重りを、パリに運ぶことになる。特別な容器に厳重に保管された重りを持って、マリエはパリに向かう。各国から同業者が集まる学会の場で、マリエに新たな出会いが待ち構えていた…。

「1001グラム ハカリしれない愛のこと」の解説

内気なヒロインが様々な決断を迫られる中で、心の殻を少しずつ破っていく様子を暖かいタッチで描く人間ドラマ。科学と人間の行動の間にあるものに魅了されていると語るベント・ハーメル監督によれば、『キッチン・ストーリー』(03)にも底流していた人間の行動のおかしみを、さらに発展させようとしたのが本作である。一粒のホコリも許されないような科学的測量の世界を象徴するごとく、画面には北欧デザインのように美しく端正な雰囲気が漂い、そこに緊張した人間の感情をほぐすような、ユーモラスで温かい空気が吹き込まれる。まさに完全なるベント・ハーメルの世界である。監督が初めて女性を主役に据えた本作のヒロインを演じるアーネ・ダール・トルプは、ノルウェーきっての人気実力派女優のひとり。劇場公開に先駆け、第27回東京国際映画祭コンペティション部門にて「1001グラム」のタイトルで上映された。

「キッチン・ストーリー」のベント・ハーメルによるヒューマンドラマ。重量に関する学会に出席することになった、ノルウェー国立計量研究所の科学者マリエ。国の基準となる大切な1キロの重りを持ってパリに向かう彼女はパイという名の男性に出会う。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2015年10月31日
キャスト 監督ベント・ハーメル
出演アーネ・ダール・トルプ ロラン・ストッケル スタイン・ヴィンゲ ヒルデグン・リーセ ベール・クリスティアン・エレフセン
配給 ロングライド
制作国 ノルウェー ドイツ フランス(2014)
年齢制限 PG-12
上映時間 91分

BulBul Film, Pandora Film Produktion, Slot Machine (C) 2014

ユーザーレビュー

総合評価:3点★★★☆☆、1件の投稿があります。

P.N.「ポテコ」さんからの投稿

評価
★★★☆☆
投稿日
2015-10-02

哲学的でパリとノルウェーの風景の魅力満載!

最終更新日:2022-07-26 11:03:26

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