ザ・ストーン・ローゼズ メイド・オブ・ストーン 作品情報

ザ・ストーン・ローゼズが再結成を発表した2011年10月の記者会見直前から、2012年6月から7月にかけて地元マンチェスターで22万人を集めて行われた野外ライブまでの長期に渡って密着。監督のシェイン・メドウズは、ザ・ストーン・ローゼズのファンであり、彼らとの出会いによって人生を変えられた若者の1人でもある。従って、本作はドキュメンタリーでありながら、客観性よりも今回の再結成を祝福しようとするメドウズの主観を重視して構成されている。そこには、再結成に至るまでのメンバーの発言や16年振りのライブに向けてのリハーサル風景、突然発表されたフリーライブの様子、野外ライブでの熱演などを収録。それは、メドウズだからこそ理解できるファンの心情を反映したものであり、本作にはファンの姿も数多く収められている。メドウズは、今回の再結成が単に古き良き時間を甦らせるものではなく、バンドが再びファンと共に新たな道を歩み始めたことを、映像を通して告げているのだ。