セブン・デイズ・イン・ハバナ 作品情報

せぶんでいずいんはばな

<月曜日-ユマ>空港に降り立ったアメリカ人のテディは、迎えにきたドライバーの誘いで、キューバの庶民の生活を覗く。だがバーに連れて行かれても言葉ができないため、出逢いは空振りばかり。そこで彼は唯一会話に乗ってくれた長身の女性をホテルへ誘う……。<火曜日-ジャム・セッション>ハバナ映画祭に出席するためにキューバを訪れた東欧セルビアの映画監督エミール・クストリッツァ。大きな拍手に迎えられた映画祭の後、仲間うちのホームパーティーに行くという運転手についていくと、彼はトランペット奏者で、バンドとジャム・セッションを始める。クストリッツァは彼の演奏と場の温かい雰囲気にすっかり魅了されてしまう……。<水曜日-セシリアの誘惑>ハバナで歌手をしているキューバ人のセシリアは、スペインからやって来たクラブ・オーナー、レオナルドと情熱的な1週間を過ごし、夏に開催するコンサートのため彼女をスペインに招きたいという提案を受ける。だがセシリアには、同棲を続けてきた野球選手の恋人ホセの存在があった。彼は今夜の試合に勝ち、マイアミ行きの船で彼女と共にアメリカへ渡ろうと考えていた……。<木曜日-初心者の日記>パレスチナ人のES(エリア・スレイマン)は、キューバのある指導者のインタビューを行う仕事でハバナにやってきた。インタビューの日時まで手持ちぶさたなESはタクシーをチャーター、ハバナの町を気ままに見て回る。だが“帝国主義に対する革命の同志”であるはずのキューバ人の享楽的な生態を知り……。<金曜日-儀式>真夜中、ハバナのビーチで若者たちがダンスを楽しんでいる。そんな中、少女ヤミルスラディのもとに女の子が近寄ってきた。二人は身体を寄せて踊るうちに気分が高まってキスを交わす。翌朝、裸になってベッドに横たわる二人をヤミルスラディの両親が怒りに震えながら見下ろしていた。娘にかけられたふしだらな呪いを解くため、両親は娘を呪術師のもとへと連れて行き、清めの儀式を受けさせる……。<土曜日-甘くて苦い>精神科医のミルタは、診察以外に週一回テレビにも出演するほどに活躍しながら、一方では家の中でお菓子作りもして家計を支えている。彼女は夫に家事を手伝わせ、ムチャをしないようにと怒鳴りながらも絆の固い家庭を守っている。そんなある日、外で暮らしているセシリアが突然帰宅。ミルタがテレビ出演している間に事件は起こる……。<日曜日-泉>マルタは、夢で“古ぼけて壊れかかったアパートを教会に改装せよ”というお告げを受け、集まった12人の隣人たちはアパートを教会に改装、時間通りに儀式を行えるようにせっせと準備を進めていく……。

「セブン・デイズ・イン・ハバナ」の解説

「SOMEWHERE」のベニチオ・デル・トロ、「パリ20区、僕たちのクラス」のローラン・カンテ、「エンター・ザ・ボイド」のギャスパー・ノエら7人の監督が、キューバの首都ハバナを舞台に綴るオムニバス。出演は「センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島」のジョシュ・ハッチャーソン、「フェアウェル さらば、哀しみのスパイ」のエミール・クストリッツァ、「イングロリアス・バスターズ」のダニエル・ブリュール。

“世界で最も美しい島”と称されるキューバの首都ハバナ。伝統的な面と近代的な面を併せ持つハバナの魅力を、俳優ベニシオ・デル・トロや「エンター・ザ・ボイド」のギャスパー・ノエなど、7人の監督がそれぞれの視点から描くアンソロジー。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2012年8月4日
キャスト 監督ベニチオ・デル・トロ パブロ・トラペロ エリア・スレイマン フリオ・メデム ギャスパー・ノエ フアン・カルロス・タビオ ローラン・カンテ
出演ジョシュ・ハッチャーソン ウラジミール・クルス エミール・クストリッツァ アレクサンダー・アブレウ ダニエル・ブリュール メルヴィス・エステベス エリア・スレイマン クリステラ・デ・ラ・カリダッド・ヘレラ ミルタ・イバラ ホルヘ・ペルゴリア ナタリア・アモーレ
配給 コムストック・グループ=アルシネテラン
制作国 フランス スペイン(2012)
年齢制限 R-15
上映時間 129分

(C) FullHouse/MorenaFilms

動画配信で映画を観よう! [PR]

ユーザーレビュー

レビューの投稿はまだありません。

「セブン・デイズ・イン・ハバナ」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。

最終更新日:2022-07-26 11:03:30

広告を非表示にするには