不惑のアダージョ 作品情報
ふわくのあだーじょ
わたしは、このままここで生きていくのか。40歳を迎えた修道女が、ゆるやかに“女性”に目覚めていく…。
40歳を迎えた修道女の真梨子は、更年期を迎え、密かに思い悩んでいた。彼女の生活は住まいと教会を往復するのみで、信者以外との接触もない。しかし、バレエ教室でのピアノ伴奏を頼まれ、真梨子はバレエ教室に通う事に。肉体を厳しく律しつつも、音楽に身を任せ、感情を踊りで表現するバレエダンサーたちと接するうち、彼女の中で何かが変わり始める。そして、神父に頼まれてある男性の元に真梨子は手紙を届けに行くのだが…。
「不惑のアダージョ」の解説
2008年のゆうばり国際ファンタスティック映画祭にて『大地を叩く女』で注目を浴びた井上都紀監督の初長編作。清貧・貞潔・服従の生活を送る修道女を主人公とし、“女性”という自らの性に悩む修道女の姿を丁寧に描く。修道女という極端な立場でなくとも、出産、更年期、閉経といった身体の変化を多く経験し、バイオリズムに感情まで左右されがちな女性ならば、主人公の鬱屈した感情にはきっと共感できるだろう。主人公を演じるのはミュージシャンの芝草玲。劇中ではピアノ、アコーディオンなどの演奏を披露し、主人公の感情の開放を音楽で見事に表現している。また、バレエダンサーの西島千博と橘るみも特別出演。華麗なバレエを見せている。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2011年11月26日 |
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キャスト |
監督・脚本・編集:井上都紀
出演:柴草玲 千葉ペイトン 渋谷拓生 橘るみ 西島千博 |
配給 | ゴー・シネマ |
制作国 | 日本(2009) |
上映時間 | 70分 |
(C)2009 Autumn Adagio Film Committee
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