キャリー(1976) 作品情報

きゃりー

メイン州チェンバレンのハイスクールに通うキャリー(シシー・スペイセク)は、冴えない容姿とおどおどした物腰で、学校中の笑い者にされていた。ある日、体育授業がおえ、シャワーを浴びていたキャリーは、17歳にして初潮を迎えた。はやしたてるクラスメート達。教師により騒ぎはおさまったものの、事件は学校中に知れ渡った。キャリーは母1人子1人の家庭で育っており、母(パイパー・ローリー)は狂信的な正統キリスト教信者で、性を罪悪視し、肉体の成長はよこしまな邪念の現われだという人間。さらにキャリーの超能力(彼女の心的興奮がある限界点に達した時、電気はショートし、置物は飛び、ドアは音をたてて閉まるという現象がおこる)のため、親子仲は悪かった。一方、シャワー事件により、キャリーをいじめた張本人クリス(ナンシー・アレン)らのグループは、教師から罰としてプロムパーティの参加を禁じられた。そんな中、キャリーの近くに住むスー(エイミー・アーヴィング)だけは、今までの態度を反省していた。そしてスーは、ボーイフレンドのトミー(ウィリアム・カット)を説得して、キャリーをプロムにエスコートすることを約束させる。トミーは女子学生注目の的なのだ。図書館で彼の申し出を受けるキャリー。この事は、クリスらのキャリーへの憎しみを一層つのらせた。彼女らは、夜、豚を撲殺し大量の血を集めた。いよいよプロム当日がやってきた。クラスメートの好奇の視線をあびながらも、トミーが優しくリードしてくれ、幸せなキャリー。さらに彼女らはベストカップルに選ばれる。しかしそれはクリスたちが仕掛けた悪質ないたずらだったのだ。興奮のうちに女王の座についたキャリー。瞳には喜びの涙が。だが幸福絶頂のキャリーの頭上から突然真っ赤な豚の血が降りそそぐ。爆笑の会場。血に染ったキャリー。パニックに陥った彼女の身体が硬直する。キャリーの鬼気迫る姿。すると突然会場のドアはうなりを上げて閉まり、電気はショートし、そして--。

「キャリー(1976)」の解説

いつもバカにされていた女の子が、実は念動能力者(テレキネシス)であった事から起こるサスペンス作品。製作はポール・モナシュ、監督は「ファントム オブ パラダイス」のブライアン・デ・パルマ、脚本はローレンス・D・コーエン、原作はスティーブン・キング(新潮社刊)、撮影はマリオ・トッシ、音楽はピノ・ドナジオが各々担当。出演はシシー・スペイセク、ジョン・トラヴォルタ、パイパー・ローリー、エイミー・アーヴィングなど。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 1977年3月5日
配給 ユナイト
制作国 アメリカ(1976)
上映時間 98分

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ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、2件の投稿があります。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2022-08-30

なんたって素顔なシシー・スペイセクの魅力に尽きる本篇はアルフレッド・ヒッチコック監督touch満載!

最終更新日:2022-09-09 16:00:02

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