Livespire『ムサシ』 作品情報

むさし

誰も知らない武蔵と小次郎の後日談。抱腹絶倒!井上文学の集大成!!

慶長17年(1612)陰暦4月13日正午。豊前国小倉沖の舟島。宮本武蔵と佐々木小次郎が、互いに厳しく睨み合っている。小次郎は愛刀“物干し竿”を抜き放ち、武蔵は背に隠した木刀を深く構える。武蔵が不意に声をあげる。「この勝負、おぬしの負けと決まった」。約束の刻限から半日近くも待たされた小次郎の苛立ちは、すでに頂点に達していた。小次郎が動き、勝負は一撃で決まった。勝ったのは武蔵。佐々木小次郎の「厳流」をとって、後に「厳流島の決闘」と呼ばれることになる世紀の大一番は、こうして一瞬のうちに終わった。6年後、夏。鎌倉・源氏山宝蓮寺で寺開きの参籠禅が行われようとしていた。大徳寺の長老沢庵宗彭を導師に迎え、能狂いの柳生宗矩、寺の大檀那である木屋まいと筆屋乙女、そして寺の作事を務めたあの宮本武蔵も参加している。ところがそこへ、武蔵憎しの一年で武蔵の行方を追いかけて、小次郎が現れる。小次郎は武蔵に果し合い状をつきつけ、再対決が三日後の朝と約束されるのだが……。

「Livespire『ムサシ』」の解説

井上ひさしと蜷川幸雄の書き下ろした時代劇「ムサシ」は、2009年日本演劇界の話題をさらい、翌2010年にはロンドン、NYからの正式招待を受け、世界中の喝采を浴びることになった。その「ムサシ」London & New York versionの日本凱旋公演を、高品質のデジタルシネマカメラにより、あますところなく完全収録し、緻密で大胆な蜷川演出の真髄を、映画館の大スクリーンで楽しめる。2010年4月に急逝した井上ひさしの奇想天外なストーリー、個性派ぞろいのキャストが織り成す、笑いと感動のステージ。(作品資料より)

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2010年12月25日
キャスト 脚本井上ひさし
演出蜷川幸雄
出演藤原竜也 勝地涼 鈴木杏 六平直政 吉田鋼太郎 白石加代子 大石継太 塚本幸男 飯田邦博 堀文明 井面猛志
配給 ソニー株式会社
制作国 日本(2010)

(C)2010 HORIPRO INC.

ユーザーレビュー

レビューの投稿はまだありません。

「Livespire『ムサシ』」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。

最終更新日:2020-08-12 17:41:42

広告を非表示にするには