第五福竜丸 作品情報

だいごふくりゅうまる

日本人漁夫がビキニ環礁で遭遇した水爆実験の被害事件を描いたもの

1954年3月、焼津港を出た漁船第五福竜丸は、魚を求めてビキニ環礁のあたりにいた。乗組む二十三人の漁夫たちは、故郷に妻や恋人や親たちを持つ、平凡な人々だった。船長笠井太吉はわずか二十二歳の若さで、船の実権は漁撈長の見島民夫が握っていた。苦労人の無線長久保山愛吉は乗組員たちの信任を得ていた。三月一日の午前三時四十二分、乗組員たちは夜明け前の暗やみの中に白黄色の大きな火の柱が天に向ってたちのぼるのを目撃した。六、七分の後、大爆音があたりをゆるがせて響いた。ビキニ環礁で米国の専門家たちによって行われた水爆実験であった…。

「第五福竜丸」の解説

日本人漁夫がビキニ環礁で遭遇した水爆実験の被害事件を描いたもので、「米」の八木保太郎と新藤兼人の脚本を、「悲しみは女だけに」の新藤兼人が監督した。撮影は植松永吉・武井大が担当。 (キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督新藤兼人
出演宇野重吉 乙羽信子 小沢栄太郎 千田是也 永田靖 三島雅夫 松本克平 稲葉義男 浜田寅彦 永井智雄
制作国 日本(1959)

ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。

P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-07-13

ベン・シャーンの「ラッキードラゴン」で被爆し火膨れた久保山愛吉の肖像画(福島美術館所蔵)を観ていて、本編を思い出した。ビキニ環礁の水爆実験、漁民には知らされず死の灰が雪の様に第五福龍丸の船上にも降り注ぎ手に取ってふと舐めて仕舞う場面があった!危険情報が予め在ればー。軍事機密の怖さを物語るシーンだ。<原爆の子>等から遺作<一枚のハガキ>p迄、気骨あるメッセージを送り続けた新藤兼人監督の渾身の一作だ。シャーンの絵画や挿画はアメリカの科学雑誌で報告された第五福龍丸事件の記事に関連した作品だった。

最終更新日:2018-08-19 00:01:42

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