シネマ歌舞伎 眠駱駝物語 らくだ 作品情報

しねまかぶきねむるがらうだものがたりらくだ

フグに当たって頓死した通称“らくだ”の馬太郎(片岡亀蔵)。仲間の半次(坂東三津五郎)は、弔いの金を用立てようと、紙屑買いの九六(中村勘三郎)に声を掛けるが、らくだの家には売るものは何もない。困った半次は九六を家主(片岡市蔵)のもとに使いに出し、通夜の酒肴を出さないと、死人を担いで“カンカンノウ”を躍らせるぞと脅す。ところが家主は、らくだが死んだとあれば祝いたいと言い、その上死人のカンカンノウは見たことがないので初物を見たいものだと言い出す始末。これを聞いた半次はらくだの遺体を引き起こし、嫌がる九六に背負わせて、2人で家主のもとへ向かう。

「シネマ歌舞伎 眠駱駝物語 らくだ」の解説

歌舞伎の舞台公演を最先端のHDカメラで撮影、スクリーンで上映する“シネマ歌舞伎”第7弾。「男はつらいよ」シリーズの巨匠・山田洋次がカメラを舞台上に設置して迫力の映像を作り上げた「連獅子」と、名作落語を原作にした抱腹絶倒の「らくだ」を二本立て公開。両作品とも「やじきた道中 てれすこ」の中村勘三郎が出演。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2008年12月27日
キャスト 原作岡鬼太郎
出演中村勘三郎 坂東彌十郎 片岡亀蔵 尾上松也 片岡市蔵 坂東三津五郎
配給 松竹
制作国 日本(2008)
上映時間 52分

ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。

P.N.「peace」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2019-11-02

私は実際に歌舞伎座で観たのですが、もう、あんなに笑った事はないぐらいに笑いました。帰りの車の中で、運転しながら、家に着くまで笑いが止まりませんでした。あれ以来、もう一度観たいとずっと思っています。岡本夏生さんも『駱駝』を観て歌舞伎が好きになったと言っていたのを何かで見ました。私も、特に歌舞伎が好きだったわけではなく、勘三郎さんを一度見ておこうというつもり程度でしたが、今では、勘三郎さんの偉大さをつくづく感じます。

最終更新日:2022-07-26 11:03:34

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