釣りキチ三平 作品情報

つりきちさんぺい

三平三平(須賀健太)は、祖父の一平(渡瀬恒彦)と川沿いの田舎町で暮らす釣り好きな少年。釣り名人である祖父からの指導を受ける三平は、その腕前をメキメキ上達させていった。夏休み。幼馴染みのゆりっぺと釣り三昧の日々を過ごす三平は、村で開催された鮎釣り大会にも参加して優勝する。そんな彼に目をつけたのは、アメリカでバス・フィッシングのプロと知られる鮎川魚紳(塚本高史)だった。さまざまな世界大会で優れた成績を収める魚紳も、いつしか釣りへの情熱が摩滅していたのだ。そんな彼にとって、天真爛漫に釣りを楽しむ三平は、きわめて新鮮な存在として目に映る。ある日、東京で暮らす三平の姉である愛子(香椎由宇)が三平たちの暮らす村にやってくる。三平にとっても父である平(萩原聖人)が若くして世を去ったあと、母と愛子は東京へと上京していた。愛子は、三平も東京で暮らすよう説得するために訪れたのだ。しかし、三平は納得しなかった。そして、伝説の「夜泣谷の巨大魚」を釣り上げることに意欲を燃やす。三平、一平、魚紳、愛子たちは、伝説の楽園である夜泣谷へと向かう。山の奧の奧、熊さえも出るような場所の渓流で、確かに巨大魚はいた。伝説を目の当たりにした三平は興奮し、もし釣れなければ東京で暮らすという愛子からの約束も受け入れる。その能力のすべてを使って、三平は幻の巨大魚を釣り上げた。歓喜する三平を見て、愛子は彼の本当に幸せな生活について考える。そして、魚紳もまた、失いかけていた釣りへの情熱を取り戻した。ひとり、東京へと帰る愛子。別れ際、「また来るから」という言葉を、彼女は残した。アメリカからも、魚紳からの手紙が届く。彼は再び、バスプロとしての活動を続けていた。そして三平は、今日も生まれ育った場所での釣りを楽しんでいた。

「釣りキチ三平」の解説

「少年マガジン」で連載され、80年代にはテレビアニメ化もされた矢口高雄の伝説的な人気コミックをCGを駆使して実写映画化。原作の舞台である秋田でロケーション撮影が行われ、魚などのCGを「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズの白組が担当している。 釣りの天才である三平三平を「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズの須賀健太、三平の姉の愛子を香椎由宇、アメリカで活躍するバスプロの鮎川魚紳を塚本高史が演じている。脚本は「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズや「キサラギ」の古沢良太、監督は「おくりびと」でアカデミー賞外国語映画賞を受賞した滝田洋二郎。講談社「少年マガジン」創刊50周年記念作品として製作された。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2009年3月20日
キャスト 監督滝田洋二郎
原作矢口高雄
出演須賀健太 塚本高史 香椎由宇 土屋太鳳 小宮孝泰 志村東吾 安居剣一郎 平賀雅臣 中西良太 片桐竜次 螢雪次朗 萩原聖人 渡瀬恒彦
配給 東映
制作国 日本(2009)
上映時間 118分

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ユーザーレビュー

総合評価:3.5点★★★☆、2件の投稿があります。

P.N.「まりりん」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2009-05-01

田舎での撮影大変だったと思いますがとても面白くできています!最後はジーンときます

最終更新日:2022-07-26 11:03:34

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