おろち 作品情報

おろち

100年に一度永い眠りにつくことにより不老不死の体を保ち続け、人の世を彷徨う謎の美少女“おろち”(谷村美月)。彼女は人間たちの争いや憎しみ、狂気、死をただ見つめ続ける存在である。ある日、おろちは門前家に家政婦として潜り込む。そこには大女優として名を馳せた美しい母・葵(木村佳乃)と2人の美しい姉妹、一草と理沙がいた。しかし門前家に生まれた女たちは、ある宿命を背負っていた。彼女たちは誰よりも美しく生まれるが、29歳をすぎるころ、突然その美貌が崩れ始め、最終的には化け物のように醜く朽ち果て、やがて死んでいくのだという。そしてある日、葵の顔が爛れ始める。半狂乱になった葵は酒に溺れ、車を猛スピードで飛ばし死にかけるが、おろちによって助けられる。しかしそのときの大量出血が原因で、おろちは予定より10年早く眠りにつくことになる。永い眠りから目覚めたおろちは流し夫婦に拾われ、“桂子”として生活していた。すると理沙(中越典子)が現れ、彼女を大金で身請けする。葵そっくりに成長した女優・一草(木村佳乃・2役)の身の回りの世話をさせるためだ。再び門前家に戻ったおろちは、醜く変わり果てた葵を見つける。死の間際、葵は理沙に門前家のもうひとつの秘密を打ち明けるが……。

「おろち」の解説

美人姉妹が美の崩壊とともに迎える恐ろしい宿命を描いた、楳図かずおの原作マンガを映画化。監督は「リング 0~バースデイ~」の鶴田法男、脚本は「リング」シリーズの高橋洋、音楽は「DEATH NOTE」の川井憲次が担当。出演は、「蝉しぐれ」の木村佳乃、「ストロベリーショートケイクス」の中越典子、「神様のパズル」の谷村美月。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2008年9月20日
キャスト 監督鶴田法男
原作楳図かずお
出演木村佳乃 中越典子 谷村美月 山本太郎 嶋田久作
配給 東映
制作国 日本(2008)

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ユーザーレビュー

総合評価:2.8点★★☆☆☆、5件の投稿があります。

P.N.「黒猫」さんからの投稿

評価
★★★☆☆
投稿日
2008-12-01

歌の発表会のとき、舞台袖の準備中のシーンで、メイド服を着たおろちが、片手に化粧道具(?)の入ったカゴを持ち、表情を殺して直立不動でその場の主役達の中に立ち、その存在感を消しながらもなんとも言えない存在感を醸し出している感じが良かった。

最終更新日:2022-07-26 11:03:35

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