レオポルド・ブルームへの手紙 作品情報

れおぽるどぶるーむへのてがみ

書くことだけが救いだった-手紙がつなぐ過去と未来

メアリー(エリザベス・シュー)は、大学教授の夫が出世してゆく陰で、自分だけが育児と家事に埋没し、取り残されたような寂しさを感じていた。夫の浮気を疑い、やけになって、出入りの職人と関係を持ってしまう。やがて、夫と幼い娘が交通事故で死ぬ。その同じ日、メアリーは男の子を出産し、レオポルドと名づけるが、“罪の子”を到底愛することはできなかった。母子の愛憎は、18年後、決定的な悲劇を迎える…。一方、スティーヴン(ジョゼフ・ファインズ)は、15年の刑期を終えて出所し、食堂で働き始める。

「レオポルド・ブルームへの手紙」の解説

数々のCMを手がけ、高い評価を得てきたメヒディ・ノロウジアンが、短編映画を経て、初めて監督した長編作品は、ジェームス・ジョイスの傑作小説「ユリシーズ」を、1960年代のミシシッピー州に舞台を置き換えての大胆な翻案。少年レオポルド・ブルームは、自分を愛してくれない母の下、孤独の中で育つ。学校の教師が文学の才能を認めても、母の気持ちをこわばらせてしまうばかり。亡き夫と共に文学を究めるのは自分だったはずなのに…。

授業の一貫で始めた囚人への手紙を熱心に書き続けるレオポルドと、それを受け取る囚人スティーヴン。思いの丈をぶつけるのは手紙だけ。孤独ゆえに犯してしまった過ちと、再生への心の旅路を描いた本作で、浮かび上がってくるのは愛情への飢餓感だ。誰かを愛したい、守りたい。その思いが切ない。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2005年2月19日
キャスト 監督メヒディ・ノロウジアン
出演ジョセフ・ファインズ エリザベス・シュー ジャスティン・チェンバース デボラ・カーラ・アンガー メアリー・スチュアート・マスターソン
配給 ギャガ・コミュニケーションズ
制作国 イギリス=アメリカ(2002)
上映時間 103分

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最終更新日:2016-02-12 15:47:17

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