デイ・アフター・トゥモロー 作品情報
でいあふたーとぅもろー
全世界、凍結―。未曾有の災厄を前に、人類の愛と勇気が試される…
二酸化炭素の大量排出に伴う地球温暖化が深刻化する中、古代気候学者のジャック・ホールは、自らの研究結果をもとに大規模な気候変動を予測し、学会で注意を呼びかける。それから数ヵ月後、世界各地が前例のない異常気象に見舞われる。巨大ハリケーンがLAを襲い、大津波がマンハッタンを呑み込む。ジャックの仮説が予想外の早さで現実となったのだ。ジャックは人々を南に避難させるよう合衆国副大統領に進言するが、政府は事態の深刻さを理解しない。やがて気温が急激に下降し始め、北半球は氷河期に突入してゆく…。
「デイ・アフター・トゥモロー」の解説
21世紀最初のパニック映画となる本作は、宇宙人でも核兵器でもなく、文明のツケによる気候の大変動を描いたスペクタクル巨編。京都議定書の調印問題でも注目された温暖化現象を主題とするだけに、フィクションの一語では片付けられない問題作である。近年の同系作と比べて顕著な点は、自己犠牲に燃えるヒーローやエゴを振りかざす権力者といった劇画調のキャラクターが登場しないこと。ドラマに強く感情移入するよりは、大自然の脅威とそれを前にした人間の営みを俯瞰的に見守るしかないといった印象だ。
ややもすると淡白にも映る作風だが、これは何より真実味を重視しようという演出の顕れなのだろう。まずは未体験の映像に圧倒されるのは確かだが、つぶさに観るとどの人物にも表裏が感じられ、意外に普遍的な人間社会をそのまま映した作品にも見える。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2004年6月5日 |
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キャスト |
製作・監督・脚本:ローランド・エメリッヒ
製作:マーク・ゴードン 出演:デニス・クエイド ジェイク・ギレンホール イアン・ホルム エミー・ロッサム サラ・ワード |
配給 | 20世紀フォックス映画 |
制作国 | アメリカ(2004) |
上映時間 | 124分 |
TV放映 |
2020年8月20日 テレビ東京 午後のロードショー |
(C)2004 TWENTIETH CENTURY FOX [DVD情報/Amazonで購入]
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