野獣の肖像 作品情報

やじゅうのしょうぞう

人斬り鬼と呼ばれ、恐れられているやくざの鬼塚は、ある夜、斬りかかってきた敵対組織の組員を逆に刺し殺してしまう。その決定的瞬間を偶然スクープした新人女性TVカメラマン・純は一躍有名になるが、その映像のために鬼塚は刑務所送りになる。五年後、出所した鬼塚を待っていたのは、かつての敵対組織と合併した自分の組であった。そして敵対組織の幹部だった金田も、今や身内となり幅を利かせていた。もはや鬼塚の居場所はどこにもなくなっていた。一方、五年前のスクープによって売れっ子ディレクターとなった純は、鬼塚に会って謝罪するが、鬼塚はとりあわなかった。純は鬼塚と会っているうちに、孤立して生きる鬼塚のドキュメンタリーを作ることを思いつき、その日から鬼塚をカメラで追いかける。その頃、鬼塚に恨みを持つ金田は、鬼塚を組から破門したり、鬼塚の妻・友子に嫌がらせをしたりと、執拗に追いつめていた。そしてその魔手が純にまで及ぶと、鬼塚の怒りは頂点に達した。ひとり敵地に乗り込んだ鬼塚は、純の目の前で金田を刺し殺す。

「野獣の肖像」の解説

人斬り鬼と呼ばれるやくざと、その生き様を追いかける女性TVカメラマンの人間ドラマ。監督は「野獣死すべし 復讐篇」の廣西眞人。脚本は「それいけ!アンパンマン 虹のピラミッド」の米村正二。撮影は「アンラッキー・モンキー」の栗山修司が担当した。主演は「実録・新宿の顔/新宿愚連隊」の的場浩司と「今日から俺は!」の細川直美。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 1998年5月9日
キャスト 監督廣西眞人
出演的場浩司 細川直美 金山一彦 寺田千穂 大河内浩 大和田伸也 葉山レイコ 螢雪次朗
配給 日活
制作国 日本(1998)
上映時間 90分

ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。

P.N.「水口栄一」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2021-03-06

野獣の肖像を観て、とても感動した。私は40代の頃、夜の世界で生きていた。だからこれは共感できるところが多く、ひじょうに面白かったからだ。過去を振り返れば私は昼の世界も夜の世界も経験しているが、それだけに人間というもの、人生というものが愛しくてならないのだ。細川直美さんが出演されている。凄い美人で大好きだ。直美さんというと私は介護で施設にいた時に出会った女性のことが忘れられない。とびっきりの美人で素晴らしい女性だったからだ。今でも私と同じようにケアマネジャーをされていると思う。それだけにこの映画は決して忘れることができないのだ。

最終更新日:2022-07-26 11:03:41

広告を非表示にするには