続次郎長富士 作品情報

ぞくじろちょうふじ

黒駒の勝蔵を倒して清水へ引上げてきた次郎長に、新しい押しかけ子分七五郎が待っていた。七五郎は、石松も顔まけの短気な男だ。石松と七五郎は、桝川の仙右衛門の仇討を買って出、八角一家を斬りまくった。次郎長の命で、三人は旅に出た。七五郎は旧友のお役者の政に会い、政の女出入りの傍杖をくった。反次郎長派の親分平親王の勇蔵は、政のまちがいを利用し、次郎長陣営の仲間割れを図った。勇蔵の背後には、黒駒の弟分黒竜屋亀吉や、軍師格の新助らが糸を引いていた。石松の報告で彼らの奸計を知った次郎長は、二十八人衆を連れて勇蔵の家へ乗りこんだ。大喧嘩が予想されたが、青年代官山上藤一郎の裁きで治まった。次郎長と別れた石松は、三河の為五郎から次郎長へ二百両の金を預って帰途についた。が、その二百両を道で会った都鳥の吉兵衛に貸してしまった。折から都鳥にワラジを脱いだ新助たちが、吉兵衛をそそのかし石松をだまし討ちにかけた。石松は手傷を負い、一度七五郎の家に逃げこんだが、また躍り出して殺された。勇蔵が都鳥兄弟をかくまった。吉兵衛を追って来た小政も生捕りにされるハメになった。勇蔵は小政を生きながら棺桶へ入れて清水へ送り、石松の死骸を引取りたいなら次郎長一人で来いと挑戦した。黒竜屋、勇蔵の連合軍の真只中へ、同勢わずか四人で次郎長が進んだ。同じ頃、清水で留守を守る大攻、七五郎らは、かつて七五郎に救われたことのある幸助から勇蔵の奸計を聞いた。みんな親分と一緒に死のうと駈け出した。死闘。やがて、勝どきは清水方にあがった。

「続次郎長富士」の解説

「大江山酒天童子」の八尋不二の脚本を「濡れ髪三度笠」の森一生が監督した娯楽時代劇。「銭形平次捕物控 美人蜘蛛」の牧田行正が撮影した。

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督森一生
出演長谷川一夫 市川雷蔵 勝新太郎 本郷功次郎 月田昌也 根上淳 北原義郎 鶴見丈二 林成年 舟木洋一 中村豊 小林勝彦 近藤美恵子 阿井美千子 中村玉緒 毛利郁子 浜田雄史 石黒達也 香川良介 見明凡太朗 伊達三郎 越川一 光岡龍三郎 志摩靖彦 原聖四郎 東良之助 寺島雄作 小町るみ子 美川純子 杉山昌三九 千葉敏郎 水原浩一 清水元 南部彰三 佐々十郎 楠トシエ 寺島貢 羅門光三郎 尾上栄五郎 荒木忍 浜世津子 伊沢一郎 南条新太郎
配給 大映
制作国 日本(1960)
上映時間 108分

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最終更新日:2022-07-26 11:03:49

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